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(前回の日記に書きました)亡き人を偲ぶ会から帰宅後なかなか眠れなくてTVをつけたら放送していた映画です。日テレの深夜映画の枠は昔から注目していて見てますが、地味ながら良い作品を選んでいますね(*^-^*)

映画ライター渡まち子氏のレビューを参考にさせていただきましたm(__)m
http://cinemassimo.livedoor.biz/archives/50673810.html




製作年 : 2003年
製作国 : ロシア
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
上映時間 : 111分

キャスト・スタッフ
監督 : アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演 : イワン・ドブロヌラヴォフ 、 ウラジーミル・ガーリン 、 コンスタンチン・ラヴロネンコ 、 ナタリヤ・ヴドヴィナ

母とつつましく暮らしていた兄弟のもとに、突然、12年も家を離れていた父が帰ってくる。写真でしか顔を知らなかった父の帰宅に兄弟は戸惑うが、父は家長然と振る舞い、母もそれを平然と受け入れる。翌朝、母の提案で兄弟は父とキャンプに出掛ける。兄のアンドレイはたくましい父をすぐに慕い始めるが、弟のイワンはどうにも父を信用できず、抵抗してしまう。3人はぎこちない雰囲気のまま、目的地のとある無人島を目指すのだが…。(goo映画より)



謎めいたストーリー、父はどこからきたのか。

最初の小舟が沈む映像が、映画のラストになってようやく理解できました。

途中不覚にも居眠りしてしまい、兄弟を連れた父の、旅の目的はわからないままでしたが。

見張り塔から墜落して死んだ父を載せた小舟が身体の重さで沈み、望まずして湖へ葬ってしまう兄弟。

兄弟が決して知り得ぬ場所から家に帰ってきた父は、今度は母なる生命の懐である水へ帰ってしまったのです。


私が特に注目したのは、どこからか帰宅した父が家のベッドで眠っている映像。

これは画家や題名を失念してしまいましたが、キリストが磔刑から下ろされた様子を描いた絵画を参考にしているような気がしました(どなたかお分かりの方教えて頂けると幸いです)。

他にもキリスト教の要素がある絵画的な場面が多かったように思います。正に渡氏がレビューで書かれているようにタルコフスキー映画を彷彿とさせます。

テクノロジーを感じさせる現代的な風景が余りなかったので(自動車はありましたが)、何十年前に撮った映画を見ているような気分に浸れました。初監督でヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞というのも頷ける内容です。


小さな単館でもいいのですが、DVDより劇場で、できればレイトショーで観たい映画です。



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