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永遠の終わり
Amazon
永遠の終り (ハヤカワ文庫 SF 269) [文庫]
アイザック・アシモフ (著), 深町 眞理子 (翻訳)

Amazonマーケットプレイスで購入。
最初抵抗あった先払いも、回数を経るごとにだいぶ慣れました(^^

あらすじ:
通常の時間の流れと隔てられた「時場」の中から人類の歴史を監視し、時に矯正を行う時間管理機関「エターニティ(永遠)」。その一員である永遠人(エターナル)ハーランは、ある日上司から研修生クーパーの教育を任される事になる。彼が新たにエターニティに加わるには年を取り過ぎている事に疑念を抱くハーラン。 そんな中、現実矯正の為に482世紀に着任したハーランは、そこで美しい女性ノイエスと出会い恋に落ちるが、矯正を行えば彼女の存在がこの世から消えてしまうであろう事を知る。 やがてエターニティの存続に関わる重大な秘密を知ったハーランは、それを盾にノイエスを救おうとするが…。 (Amazonより)

基本的にSFでもファンタジー好きゆえリアルな叙述のアシモフは食わず嫌いで滅多に読まず、しかも時間物。
読破には大層時間がかかりました。(いつもあちこち飛ばし読みなので…)

もっとダイナミックな変化を期待していたのに、結局は恋愛に終わり至極残念。
ハーランの決心が<永遠>の終焉でも地球の終わり、ではないようですね。
(<永遠>の職員はすべて犠牲になった模様…)

エネルギー源の太陽が新星になり燃え尽きるまで、(以降何処までも続く、<永遠>の地場の外はどうなってるのか書かれてないけど興味深々)、主人公に大胆にやらかしてもらいたかった。

一見本書と関係ないようでも(解説にある)続編は、宇宙叙事詩群で示されているようです。
正直なところ現在は興味湧かないのですが、そのうちの一部を形づくる『銀河帝国衰亡史(ファウンデーション)』三部作も機会があれば読んでみたいと思います。





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ありがとうございます。
上で書いた叙事詩群の中の一冊「宇宙気流」はかなり昔、萩尾望都さんの漫画(不確かです)で知りました。
やはり他の漫画か小説で紹介されていた「夜来る」と併せて、たぶんアシモフ銀河三部作より先に購入するかもしれません。
初見だと普通は題名で選んでますが、直感で何か神秘性を感じないとスムーズに読めないですね。
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SNSで懇意の方よりの提供にて、本とDVDを拝見しました。

『消えた心臓』

M.R.ジェイムズ傑作集 (創元推理文庫 528-1) より

この傑作集、現在では近年刊行の文庫(2001年度版)が出ているようです。

下記のドラマ化された作品より、原作では当然ながら館の主である魔術研究家の描写が詳しく描かれ、M.R.ジェイムズ描くオカルトの特性がかなり強調されているなあと感じました。
本書では遺体が少年により浴室で発見されるのがドラマと違うのですが(映像ではそれが幻)、孤児少年の自然体の可憐さは余り伝わってこないですね。
他に行き場のない孤児が引き取られ、風格ある屋敷で世話をされるところまでは童話のように平板ながら、魔法を信奉する狂人博士に犠牲になる(あるいは亡者に復讐を受ける)物語はゴシック恐怖譚では典型の愉しみであり、醍醐味ではないでしょうか。

本作より他の収録作品において、英国の地誌学や博物学の描写が精緻を極め、古い翻訳ではありますが紀田順一郎氏による名訳が、好古家にとって大変興味をそそる内容になっています。




【映像】
Lost Hearts(TV 1973)
http://www.imdb.com/title/tt0216888/

本の内容より、恐怖度はかなり薄まっています。ホラーが苦手な方でも大丈夫かも。
嵐が丘やジェイン・エア等英国らしい文学作品が好きな方はお薦め。
(しかし、相当古いので中古市場でも見つけるのは困難か。)

消えたジプシーの子供が持っていた楽器が珍しくて、wikiを調べてみました。
Hurdy gurdy
古くはルネサンス時代からある楽器だそうです。
物語の中で、幽霊の出現を恐れた館の主人により燃やされてしまうのですが、誠に勿体ない。

ドラマゆえ主人公の少年の危機はあっさりと解決してしまいますが、このお屋敷には、他に使用人がいないのか、あるいは村人は何処にいるのかとか、余計な事が気になってしまいました。

imdbのユーザー評にあるように日本でも、古いBBC作品の放映があると嬉しいですね。





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ありがとうございます。
上記原作の映画化作品は、他に『悪魔の呪い』ジャック・ターナー監督(原作「人を呪わば」)があります。
imdb
コメディ?と見間違うジャケ写ですが、原作では最も恐怖感を覚えた作品なので、こちらも是非。



たまには、絵本の紹介を。

昨年、絵本ナビで購入しました。


本書購入のきっかけは、(以前にも書いたおぼえがありますが)都心のビジネスホテル女性専用ゾーンに置いてあって休暇中手にとって読み、非常に印象深く記憶に残った作品です。
書店で探す間もなく、早速帰宅後通販購入しました。

あらすじにあるように、物語は2わのうさぎのお話です。

野原でいつも楽しく遊んでいた白いうさぎと黒いうさぎ。ある時、黒いうさぎが悲しそうなかおをしています。
白いうさぎが訳をきくと、「ぼく、ねがいごとをしているんだよ。
いつも いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ。」
と答えます。
そうすると、白いうさぎが「いっしょうけんめいそのねがいごとをかんがえてごらんよ!」と黒いうさぎに声を掛けます。
ふたりは言葉を交わし、願いは叶えられ、森のなかで結婚式が開かれふたりは皆とダンスを踊ります。

人間の場合、実際は、そう簡単にはいかないでしょうけど(笑)、
こんな極めてシンプルなやりとりが恋人でも家族でも友人間でも大切だと思いました。

ファンタジーめいた話をしますが、ホテルに泊まった夜は大雨で、たまたま置いてあったこの絵本との出逢いは(雨が降るように)天からの贈り物だと直感しました。
それに、宿泊理由のひとつが、ある知り合いに関係していましたから(家では見られないBSTV)。

自分がはたしてこの白いうさぎのように、相手の懐深く働きかけられるかわからないです。
でも肝心な瞬間になったら、きっと勇気をもたらしてくれるのではないか、と淡い期待を持って度々読みかえしています。








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ありがとうございます。
他にも絵本ナビで大人向けの絵本を探してみると、『愛についてのちいさなおはなし』がありました。
レビューを見ても、哲学的で小さい子供にはちょっと難しそうですが、挿絵が淡彩で綺麗です。
日頃ジャンルは何でもいいのですが、普段本を読み慣れている十代から大人層なら、価値ある一冊になるのではないでしょうか。


無花果の森 [単行本]
小池 真理子 (著)
単行本: 485ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/6/2)


題材が映画監督の妻の逃避行と日経ブッククラブの紹介にあったので、興味も手伝い一気に買ってしまいましたA^^;

でも、一回読んでしまったら、主人公の運命の鍵を握る塚本鉄冶の役割が分かってしまい、二度目の面白さが半減。
もう少し伏線を多くしたら、更にスリリングだったかも。
(それで話が複雑過ぎることはなかったでしょうから)

映画監督の妻だった泉も、どこか無駄に思い悩んでいる箇所も散見されます。
小説で表現される夫の性格や素行はとても口にだして言えないけど、ある特定の人物が浮かんで来ます。(作品の内容はまったくちがうけど)

ゲイバーのマスターのナビで泉と鉄冶が結ばれるラストは心穏やかになるシーンですが、せっかくの個性的な設定なのに月並みの恋愛小説になってしまった感が。厳しいけど登場人物が各々の道を歩む、ビターエンドの結末の方が読み手の成熟を促すかもしれません。



小池真理子さんの小説は、つい買ってしまう魅力に溢れていて、ピンキリはあるものの既読の作品が多いです。
無伴奏/集英社文庫
水の翼/新潮文庫






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ありがとうございます。
『無花果の森』に出てくる場末のゲイバー、懐かしいと思いながら読みました。
かつて街に詳しい友人と足を運んだ店は新宿にあったのですが、場末ではないけど映画関係の来客が多く、「キネマ旬報」を初めて知った店でもあります。
しかも小説のマスターはデヴィッド・リンチのファンですから(作品は限定されるものの自分も好み)、店内BGMで流れる「ブルー・ベルベット」の妖しい雰囲気に浸って読み耽ってました。






無花果の森 [単行本]
小池 真理子 (著)
単行本: 485ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/6/2)


題材が映画監督の妻の逃避行と日経ブッククラブの紹介にあったので、興味も手伝い一気に買ってしまいましたA^^;

でも、一回読んでしまったら、主人公の運命の鍵を握る塚本鉄冶の役割が分かってしまい、二度目の面白さが半減。
もう少し伏線を多くしたら、更にスリリングだったかも。
(それで話が複雑過ぎることはなかったでしょうから)

映画監督の妻だった泉も、どこか無駄に思い悩んでいる箇所も散見されます。
小説で表現される夫の性格や素行はとても口にだして言えないけど、ある特定の人物が浮かんで来ます。(作品の内容はまったくちがうけど)

ゲイバーのマスターのナビで泉と鉄冶が結ばれるラストは心穏やかになるシーンですが、せっかくの個性的な設定なのに月並みの恋愛小説になってしまった感が。厳しいけど登場人物が各々の道を歩む、ビターエンドの結末の方が読み手の成熟を促すかもしれません。



小池真理子さんの小説は、つい買ってしまう魅力に溢れていて、ピンキリはあるものの既読の作品が多いです。
無伴奏/集英社文庫
水の翼/新潮文庫






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『無花果の森』に出てくる場末のゲイバー、懐かしいと思いながら読みました。
かつて街に詳しい友人と足を運んだ店は新宿にあったのですが、場末ではないけど映画関係の来客が多く、「キネマ旬報」を初めて知った店でもあります。
しかも小説のマスターはデヴィッド・リンチのファンですから(作品は限定されるものの自分も好み)、店内BGMで流れる「ブルー・ベルベット」の妖しい雰囲気に浸って読み耽ってました。




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