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父さんギツネ バンザイ
児童図書館・文学の部屋
ロアルド・ダール/作 田村隆一/訳 米沢万里子/訳
評論社
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3月公開映画『ファンタスティック Mr.Fox』の紹介文で本書の題名を知り、古書店から取り寄せて読んでみました。
3人の農夫は、性根が腐って、どうしようもなくみにくい人間達。
父さんギツネをはじめとする、本書に登場する動物たちは、生活のために泥棒はするが、皆愛嬌たっぷりの可愛くていい奴。しかも頭脳戦でははるかに人間どもに勝っている。
その対比が、D・シャフィンの繊細な挿絵に表れていて、これだけでも鑑賞価値が高く、文章の内容も非常に面白かったです。
私がダールなら、最後にかろうじて人間達も救われるところを描きたかったのですが、あくまでも情け容赦なく永久に復讐するつもりなのでしょう。だって、キツネを殺そうとしたんですから当然の事だよ、というシビアな英国人の台詞も聞こえてきそうです。
英文の原作も、児童文学なので易しく読めそうです。(日本人でも、少しはペーパーバックを読まないと!)
Amazonにこちらの感想が多いというのも、嬉しい話です。
ロアルド・ダールの作品は、既知なのが『チャーリーとチョコレート工場』のみ(しかも映画鑑賞のみで、原作は未読)なので、これから一冊ずつ熟読していきたいと思っています。
著者近影と略歴(英文)
ウィキでもどうぞ。
3月19日公開の映画。

監督のウェス・アンダーソン、今までファンになったアーティストや作家にあまりに似ていて、もっとこの人の映画を観てみたい!という想いを起こさせるに充分な人物です。
もし来日するなら、インタビューも期待したいですね。
公式サイト
★映画の広告では、こちらが原作として紹介されています。
すばらしき父さん狐 評論社
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ありがとうございます。
映画サイトで人物像を見る限り、農場主たちの性悪さが原作より薄まっている気がします。原作ではかなりギョッとしました^^;
まぁ、その分エンタテインメントとして楽しんで観られそうかな、とも思いますが…
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