こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV等)についての感想や日常雑記です。
テレグラム(時事、日常雑記、たまに映画エンタメ)
https://t.me/kuronekotsuushin
チャット版 https://t.me/+dYbb-75J8hMxNGU1
ネットショップ https://suzuri.jp/TIMES49662540
トールマン(2012)
THE TALL MAN
THE SECRET [仏]
メディア 映画
上映時間 106分
製作国 アメリカ/カナダ/フランス
公開情報 劇場公開(キングレコード)
初公開年月 2012/11/03
ジャンル サスペンス
【クレジット】
監督: パスカル・ロジェ
製作: ジーン=チャールズ・レヴィ
ケヴィン・デウォルト
クレマン・ミゼレ
スコット・ケネディ
脚本: パスカル・ロジェ
撮影: カマル・ダーカウイ
プロダクションデ
ザイン: ジャン・キャリエール
衣装デザイン: アンガス・ストラティー
編集: セバスティアン・プランジェール
音楽: トッド・ブライアントン
出演: ジェシカ・ビール ジュリア
ジョデル・フェルランド ジェニー
スティーヴン・マクハティ ドッド
ウィリアム・B・デイヴィス
ジェイコブ・デイヴィーズ
サマンサ・フェリス
コリーン・ウィーラー
ガーウィン・サンフォード
ジャネット・ライト
イヴ・ハーロウ
ジョン・マン
ティーチ・グラント
フェルネ・ダウニー
【解説】
「マーターズ」でホラー・ファンの注目を集めたフランスの新鋭パスカル・ロジェ監督が、「テキサス・チェーンソー」「トータル・リコール」のジェシカ・ビールを主演に迎えて贈るサスペンス・ミステリー。謎の幼児失踪事件が続発する寂れた寒村を舞台に、愛する我が子を取り戻すため奔走するヒロインが辿り着く驚愕の真相をスリリングに描く。共演に「ローズ・イン・タイドランド」のジョデル・フェルランド、「ウォッチメン」のスティーヴン・マクハティ。
ワシントン州の炭鉱町コールド・ロック。かつては賑わいを見せたこの町も、鉱山の閉鎖によって今やすっかり寂れてしまっていた。そこへきて今度は、幼い子どもばかりが忽然と姿を消す不可解な事件が立て続けに発生する。目撃者の証言などから、フードを被った背の高い男“トールマン”の仕業との噂が広まる。そんな中、町の小さな診療所で働く看護師ジュリアの最愛の息子が何者かに連れ去られてしまう。必死に行方を追い、町外れのダイナーに辿り着いたジュリア。しかしそこで彼女が目にしたものは、あまりにも不可解な住民の態度だった。
(以上、allcinemaより)
只今渋谷シアターNで、絶賛上映中。
今回、絶対の客人さんのYahoo!映画レビューを、参考にさせていただきました。
ホラー作品だと、ことさら映像美を強調しては違和感のある感想になるかもしれません。
しかし、カメラワークといい、渇いた心に染み入る要素が映像から溢れて来て、次々と緊迫する展開に恐れおののきながらも、深い美術に感動する体験を提供してくれた映画でした。
炭鉱の町の背景そのものは、作家D・クーンツの「ストレンジ・ハイウェイズ」を思い起こさせ、そこに誘拐・殺人が加わると凡庸で平板な内容になるところ、これが初見のロジェ監督、他の追随を許さぬ見事な逸品に仕上げています。
タイトルの『トールマン』に言及している意見にたいしては、この言葉自体、神話あるいは怖い童話から抜け出た怪物の印象が強く、後世へ受け継ぐ価値が高いと思います。幾ら神秘的な語句や諺等、考え抜かれた題名でも、名前負けする作品より良いのではないでしょうか。
瀕死のジュリアが辿り着いたダイナーの女主人や保安官、町の住民の素性、生前の夫の役割、一回観ただけでは謎が解き明かされない部分があまりに多く、再度劇場かDVDで確認してみたいですね。
この映画を観る前、母の知人の家族(子沢山)について、家で母とちょっとした口論があって、鑑賞後、非常にそれが重く心にのしかかって来た感があります。
その家庭には事情があって片親のちがう子供が何人かいるのですが、児童養護施設や里親へ預ける方向では教育の機会は増えるにしても、養育の基本は実の親でしょう。
偶然、私が生まれる時取り上げてもらった医師が養子縁組制度の先駆者たる人なのですが、女性医師ジュリアの役割もサスペンスホラーから社会問題を主題とした映画として捉えるとどうなのか、興味は尽きない想いです。
IMDb
パスカル・ロジェ監督インタビュー ニコ動
Nifty 『トールマン』パスカル・ロジェ監督、「ハリウッドの洗脳から抜けなきゃダメ」と日本に警告
ブログ村、人気ブログランキング、blogramランキングに参加しています。
よろしければ一日一回のクリックをお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
今年12月2日で本作品を含めクロージング上映中の渋谷シアターNが閉館になります。ここでしか上映されないマニアックな映画の行く場がなくなりそうで、常に不安にかられます。渋谷まで行ける方、いずれも楽しめる上映作品なので、是非12/2(日)閉館までの鑑賞をお薦めします。
アクセスマップ
駅から遠いビルでもよいので、いつか同館が再開される夢を…
PR
Amazonは、こちら
来春公開の映画『クラウド・アトラス』の共同監督を務めているトム・ティクヴァ氏のデビュー作に興味を抱き、中古DVDをAmazonマーケットプレースで初購入。
誠に満足できる出品者様で感謝の限り。
マリアの受難(1993)
DIE TODLICHE MARIA
DEADLY MARIA
メディア 映画
上映時間 106分
製作国 ドイツ
公開情報 劇場公開(日本スカイウェイ)
初公開年月 2007/03/24
ジャンル ドラマ/サスペンス
【クレジット】
監督: トム・ティクヴァ
製作: シュテファン・アルント
トム・ティクヴァ
原案: トム・ティクヴァ
脚本: トム・ティクヴァ
クリスティアーヌ・ヴォス
撮影: フランク・グリーベ
音楽: クラウス・ガーターニヒ
トム・ティクヴァ
出演: ニナ・ペトリ
カーチャ・シュトゥット
ヨーゼフ・ビアビヒラー
ペーター・フランケ
ヨアヒム・クロール
【解説】
「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督のデビュー作。2007年3月、最新作「パフューム ある人殺しの物語」の公開に合わせ、本作の日本初公開が実現。暴力的な夫と寝たきりの実父に束縛される主婦マリアの抑圧された狂気の内面世界が、シュールかつ緊張感みなぎる映像で展開していくサイコロジカル・スリラー。
(以上、allcinemaより)
Yahoo!映画のレビュアーでmovie oyaji様の感想が、最も同意できる内容でしたので、参考にさせていただきました。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327172/
確かにサイコなスリラー作品だけど、グロでぞっとする内容でなくて良かったです。
(夢での出産の場面も、何処かダリの絵−Geopoliticus Child Watching the Birth of the New Man 新人類の誕生を見つめる地政学の子供−に似ている感じ。)
人生苦難の経験値が高い(と勝手に思っている)私としては、孤独あるあるな情景ばかりで、思わず涙しました。
しかし、まだ底なしの苦しみにまでには、至っていないのではないか。
それは、チェストの隙間に手紙を送り続けた木彫りの人形と、隣棟の著作リスト収集家である彼氏のお蔭もあるのでしょう。これからも辛い思いは続きそうだけど、父と夫に苦しんだ以前よりはましになるのかな。今後の彼女の人生があるとしたら、過去に押し込んでいた苦難の受容と変容を経て佳き物になることを願います。
日本では2007年に一緒に公開された映画『パフューム ある人殺しの物語』は予告編とGyaoの映像紹介だけで本編は未見だけど、たしかに似ていますね。
トム・ティクヴァ監督の原点や人間の(耐えうる)苦難がテーマの作品に関心を持っている方にご覧頂きたい映画です。
ブログ村、人気ブログランキング、blogramランキングに参加しています。
よろしければ一日一回のクリックをお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
次回作の公開を機に、トム・ティクヴァ監督の過去作品特集が上映されると嬉しいのですが、果たしてあるでしょうか。是非、単館のスケジュールに期待したいところです。
このような古臭い陰鬱な映画を大事にしてくれるミニシアターが段々減ってしまうのは、本当に寂しい限りです。
Amazonは、こちら
来春公開の映画『クラウド・アトラス』の共同監督を務めているトム・ティクヴァ氏のデビュー作に興味を抱き、中古DVDをAmazonマーケットプレースで初購入。
誠に満足できる出品者様で感謝の限り。
マリアの受難(1993)
DIE TODLICHE MARIA
DEADLY MARIA
メディア 映画
上映時間 106分
製作国 ドイツ
公開情報 劇場公開(日本スカイウェイ)
初公開年月 2007/03/24
ジャンル ドラマ/サスペンス
【クレジット】
監督: トム・ティクヴァ
製作: シュテファン・アルント
トム・ティクヴァ
原案: トム・ティクヴァ
脚本: トム・ティクヴァ
クリスティアーヌ・ヴォス
撮影: フランク・グリーベ
音楽: クラウス・ガーターニヒ
トム・ティクヴァ
出演: ニナ・ペトリ
カーチャ・シュトゥット
ヨーゼフ・ビアビヒラー
ペーター・フランケ
ヨアヒム・クロール
【解説】
「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督のデビュー作。2007年3月、最新作「パフューム ある人殺しの物語」の公開に合わせ、本作の日本初公開が実現。暴力的な夫と寝たきりの実父に束縛される主婦マリアの抑圧された狂気の内面世界が、シュールかつ緊張感みなぎる映像で展開していくサイコロジカル・スリラー。
(以上、allcinemaより)
Yahoo!映画のレビュアーでmovie oyaji様の感想が、最も同意できる内容でしたので、参考にさせていただきました。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327172/
確かにサイコなスリラー作品だけど、グロでぞっとする内容でなくて良かったです。
(夢での出産の場面も、何処かダリの絵−Geopoliticus Child Watching the Birth of the New Man 新人類の誕生を見つめる地政学の子供−に似ている感じ。)
人生苦難の経験値が高い(と勝手に思っている)私としては、孤独あるあるな情景ばかりで、思わず涙しました。
しかし、まだ底なしの苦しみにまでには、至っていないのではないか。
それは、チェストの隙間に手紙を送り続けた木彫りの人形と、隣棟の著作リスト収集家である彼氏のお蔭もあるのでしょう。これからも辛い思いは続きそうだけど、父と夫に苦しんだ以前よりはましになるのかな。今後の彼女の人生があるとしたら、過去に押し込んでいた苦難の受容と変容を経て佳き物になることを願います。
日本では2007年に一緒に公開された映画『パフューム ある人殺しの物語』は予告編とGyaoの映像紹介だけで本編は未見だけど、たしかに似ていますね。
トム・ティクヴァ監督の原点や人間の(耐えうる)苦難がテーマの作品に関心を持っている方にご覧頂きたい映画です。
ブログ村、人気ブログランキング、blogramランキングに参加しています。
よろしければ一日一回のクリックをお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
次回作の公開を機に、トム・ティクヴァ監督の過去作品特集が上映されると嬉しいのですが、果たしてあるでしょうか。是非、単館のスケジュールに期待したいところです。
このような古臭い陰鬱な映画を大事にしてくれるミニシアターが段々減ってしまうのは、本当に寂しい限りです。
(実際に夢で逢った不思議な出来事を、短い文章にしてみました。)
■竹から光悦、そして次世への繋がり■
7月になって陽射しが次第に強くなってきたので、ネット通販でよしずを注文した。
届いたよしずは丈夫な造りであったが窓枠には丈が長すぎて、面倒だが余計な部分を切ることにした。
よしずのおもな素材である葦は園芸鋏でたやすく切れるが、何本も編まれている細い竹が頑丈で切りにくい。
上手く切る方法をネットで検索している時、京都の寺にある光悦垣の写真が気に入り、
PCのブックマーク機能に登録した。
それからしばらく経ったある夜の夢。ざわつく学生食堂のような大部屋の壁に掛かっている掲示板の前で、
姿は見えない本人(茶道芸術家で刀剣鑑定でも知られる本阿弥光悦)が何事かをわたしに教えてくれた。
おぼろげながら理解できた内容は、『自分(光悦)の現在の姿は〜である(〜は実際の知人の名前)。』
そしてあるURLを壁に文字で示して、そこにアクセスするようにとの指示だった。
疑問に思いながら翌日PCで調べると、そこは京都の光悦寺であった。
その他の関連するWebページを幾つか調べているうちに、光悦寺の歴史や光悦垣と独特の敷石の形態から、
自然と芸術関係の仕事をしている知人の名前が連想された。
何でかわからないが、江戸初期の聡明な芸術家の魂魄は超自然的な次世への繋がりを示したくて、
夢に現れたのだと思った。
それにしても奇妙な話だ。
まだ当の知人には話していない(当然ながら驚くだろうし、頑なに信じてもらえない予想)が、
納得のいく解説を思いつくまで自分の胸にそっととどめておこうと思う。
参考資料:
本阿弥光悦 wiki
名所旧跡めぐり 光悦寺
google地図
ヨシ wiki
”人間とのかかわり”の部分に、注目。
ブログランキングに参加しています。一日一度クリックをお願いしますm(__)m

ありがとうございます。
いまだに信じられませんが、上のような不思議な出来事というのは実際にあるものですね〜。
これがきっかけで、茶道関係の美術館や京都の神社仏閣、旧跡めぐりをしてみたいと思っています。
(また夢を見そうで怖いですが(^^;)
■竹から光悦、そして次世への繋がり■
7月になって陽射しが次第に強くなってきたので、ネット通販でよしずを注文した。
届いたよしずは丈夫な造りであったが窓枠には丈が長すぎて、面倒だが余計な部分を切ることにした。
よしずのおもな素材である葦は園芸鋏でたやすく切れるが、何本も編まれている細い竹が頑丈で切りにくい。
上手く切る方法をネットで検索している時、京都の寺にある光悦垣の写真が気に入り、
PCのブックマーク機能に登録した。
それからしばらく経ったある夜の夢。ざわつく学生食堂のような大部屋の壁に掛かっている掲示板の前で、
姿は見えない本人(茶道芸術家で刀剣鑑定でも知られる本阿弥光悦)が何事かをわたしに教えてくれた。
おぼろげながら理解できた内容は、『自分(光悦)の現在の姿は〜である(〜は実際の知人の名前)。』
そしてあるURLを壁に文字で示して、そこにアクセスするようにとの指示だった。
疑問に思いながら翌日PCで調べると、そこは京都の光悦寺であった。
その他の関連するWebページを幾つか調べているうちに、光悦寺の歴史や光悦垣と独特の敷石の形態から、
自然と芸術関係の仕事をしている知人の名前が連想された。
何でかわからないが、江戸初期の聡明な芸術家の魂魄は超自然的な次世への繋がりを示したくて、
夢に現れたのだと思った。
それにしても奇妙な話だ。
まだ当の知人には話していない(当然ながら驚くだろうし、頑なに信じてもらえない予想)が、
納得のいく解説を思いつくまで自分の胸にそっととどめておこうと思う。
参考資料:
本阿弥光悦 wiki
名所旧跡めぐり 光悦寺
google地図
ヨシ wiki
”人間とのかかわり”の部分に、注目。
ブログランキングに参加しています。一日一度クリックをお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
いまだに信じられませんが、上のような不思議な出来事というのは実際にあるものですね〜。
これがきっかけで、茶道関係の美術館や京都の神社仏閣、旧跡めぐりをしてみたいと思っています。
(また夢を見そうで怖いですが(^^;)
SNSで懇意の方よりの提供にて、本とDVDを拝見しました。
『消えた心臓』
M.R.ジェイムズ傑作集 (創元推理文庫 528-1) より
この傑作集、現在では近年刊行の文庫(2001年度版)が出ているようです。
下記のドラマ化された作品より、原作では当然ながら館の主である魔術研究家の描写が詳しく描かれ、M.R.ジェイムズ描くオカルトの特性がかなり強調されているなあと感じました。
本書では遺体が少年により浴室で発見されるのがドラマと違うのですが(映像ではそれが幻)、孤児少年の自然体の可憐さは余り伝わってこないですね。
他に行き場のない孤児が引き取られ、風格ある屋敷で世話をされるところまでは童話のように平板ながら、魔法を信奉する狂人博士に犠牲になる(あるいは亡者に復讐を受ける)物語はゴシック恐怖譚では典型の愉しみであり、醍醐味ではないでしょうか。
本作より他の収録作品において、英国の地誌学や博物学の描写が精緻を極め、古い翻訳ではありますが紀田順一郎氏による名訳が、好古家にとって大変興味をそそる内容になっています。
【映像】
Lost Hearts(TV 1973)
http://www.imdb.com/title/tt0216888/
本の内容より、恐怖度はかなり薄まっています。ホラーが苦手な方でも大丈夫かも。
嵐が丘やジェイン・エア等英国らしい文学作品が好きな方はお薦め。
(しかし、相当古いので中古市場でも見つけるのは困難か。)
消えたジプシーの子供が持っていた楽器が珍しくて、wikiを調べてみました。
Hurdy gurdy
古くはルネサンス時代からある楽器だそうです。
物語の中で、幽霊の出現を恐れた館の主人により燃やされてしまうのですが、誠に勿体ない。
ドラマゆえ主人公の少年の危機はあっさりと解決してしまいますが、このお屋敷には、他に使用人がいないのか、あるいは村人は何処にいるのかとか、余計な事が気になってしまいました。
imdbのユーザー評にあるように日本でも、古いBBC作品の放映があると嬉しいですね。
ブログ村、人気ブログランキング、blogramランキングに参加しています。
よろしければ一日一回のクリックをお願いしますm(__)m

ありがとうございます。
上記原作の映画化作品は、他に『悪魔の呪い』ジャック・ターナー監督(原作「人を呪わば」)があります。
imdb
コメディ?と見間違うジャケ写ですが、原作では最も恐怖感を覚えた作品なので、こちらも是非。
『消えた心臓』
M.R.ジェイムズ傑作集 (創元推理文庫 528-1) より
この傑作集、現在では近年刊行の文庫(2001年度版)が出ているようです。
下記のドラマ化された作品より、原作では当然ながら館の主である魔術研究家の描写が詳しく描かれ、M.R.ジェイムズ描くオカルトの特性がかなり強調されているなあと感じました。
本書では遺体が少年により浴室で発見されるのがドラマと違うのですが(映像ではそれが幻)、孤児少年の自然体の可憐さは余り伝わってこないですね。
他に行き場のない孤児が引き取られ、風格ある屋敷で世話をされるところまでは童話のように平板ながら、魔法を信奉する狂人博士に犠牲になる(あるいは亡者に復讐を受ける)物語はゴシック恐怖譚では典型の愉しみであり、醍醐味ではないでしょうか。
本作より他の収録作品において、英国の地誌学や博物学の描写が精緻を極め、古い翻訳ではありますが紀田順一郎氏による名訳が、好古家にとって大変興味をそそる内容になっています。
【映像】
Lost Hearts(TV 1973)
http://www.imdb.com/title/tt0216888/
本の内容より、恐怖度はかなり薄まっています。ホラーが苦手な方でも大丈夫かも。
嵐が丘やジェイン・エア等英国らしい文学作品が好きな方はお薦め。
(しかし、相当古いので中古市場でも見つけるのは困難か。)
消えたジプシーの子供が持っていた楽器が珍しくて、wikiを調べてみました。
Hurdy gurdy
古くはルネサンス時代からある楽器だそうです。
物語の中で、幽霊の出現を恐れた館の主人により燃やされてしまうのですが、誠に勿体ない。
ドラマゆえ主人公の少年の危機はあっさりと解決してしまいますが、このお屋敷には、他に使用人がいないのか、あるいは村人は何処にいるのかとか、余計な事が気になってしまいました。
imdbのユーザー評にあるように日本でも、古いBBC作品の放映があると嬉しいですね。
ブログ村、人気ブログランキング、blogramランキングに参加しています。
よろしければ一日一回のクリックをお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
上記原作の映画化作品は、他に『悪魔の呪い』ジャック・ターナー監督(原作「人を呪わば」)があります。
imdb
コメディ?と見間違うジャケ写ですが、原作では最も恐怖感を覚えた作品なので、こちらも是非。
プロフィール
HN:
Kuroneko Tsuusin
性別:
非公開
カテゴリー
最新記事
(07/02)
(04/05)
(03/15)
(02/15)
(02/01)
カレンダー
ブログ村ブログパーツ
忍者アクセス解析
SUZURI
能楽ダンディ
ステッカー
