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こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV等)についての感想や日常雑記です。 テレグラム(時事、日常雑記、たまに映画エンタメ) https://t.me/kuronekotsuushin チャット版 https://t.me/+dYbb-75J8hMxNGU1 ネットショップ https://suzuri.jp/TIMES49662540


家守綺譚 [単行本]
梨木 香歩 (著)

出版社: 新潮社
発売日: 2004/01


以前なくしていた『家守綺譚』が自室書棚の奥から見つかりました、嬉しい〜
以前探しても見つからなかったのにある日突然出てきたので、誠にこの本に似つかわしい出現という感じでした。

他のAmazonレビュアーの方の投稿にもある坂田靖子の「村野」などの短篇や、今市子の「百鬼夜行抄」同様、長く愛読書として保存したい本です。

登場する『物の怪』、は上記二書よりもふだん着を纏っていて、今ここに現れても不自然ではないのですよね。
私のトップ3はサルスベリ、小鬼、狸和尚でしょうか。
犬のゴローも入れたいけど、この世の動物ですからね。

大正から昭和初期くらいの独身男性の長閑な日常を描いていて、これといって読み辛い記述はないですが、唯一ダァリヤの君の亡くなった友人の話(サザンカ)はうっすら寂しさが漂っていました。川を遡る小舟の記述は、今市子さんの漫画にも有りそうな描写だと思いました。

日本古来の伝統的な家屋の、ちょっと変わった日常を描く物語、何度読み返しても飽きが来ません。さらに続編も期待したいところです。


ブックマークのヒデヨシ映画日記にも本書の感想が載ってます。
本選びでも抜群の才をみせるヒデヨシさんの書評もどうぞ。





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ありがとうございます。
上記の本は現在文庫版が出ているので、そちらを読まれる方が多いかもしれません。少し高いですが単行本も装丁に味わいがありますので、よろしければ手に取ってみてください。
梨木さん、本書のような懐かしい雰囲気の随筆風作品をもっと書いて頂きたいです。






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家守綺譚 [単行本]
梨木 香歩 (著)

出版社: 新潮社
発売日: 2004/01


以前なくしていた『家守綺譚』が自室書棚の奥から見つかりました、嬉しい〜
以前探しても見つからなかったのにある日突然出てきたので、誠にこの本に似つかわしい出現という感じでした。

他のAmazonレビュアーの方の投稿にもある坂田靖子の「村野」などの短篇や、今市子の「百鬼夜行抄」同様、長く愛読書として保存したい本です。

登場する『物の怪』、は上記二書よりもふだん着を纏っていて、今ここに現れても不自然ではないのですよね。
私のトップ3はサルスベリ、小鬼、狸和尚でしょうか。
犬のゴローも入れたいけど、この世の動物ですからね。

大正から昭和初期くらいの独身男性の長閑な日常を描いていて、これといって読み辛い記述はないですが、唯一ダァリヤの君の亡くなった友人の話(サザンカ)はうっすら寂しさが漂っていました。川を遡る小舟の記述は、今市子さんの漫画にも有りそうな描写だと思いました。

日本古来の伝統的な家屋の、ちょっと変わった日常を描く物語、何度読み返しても飽きが来ません。さらに続編も期待したいところです。


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上記の本は現在文庫版が出ているので、そちらを読まれる方が多いかもしれません。少し高いですが単行本も装丁に味わいがありますので、よろしければ手に取ってみてください。
梨木さん、本書のような懐かしい雰囲気の随筆風作品をもっと書いて頂きたいです。








恵比寿ガーデンシネマが、1/29から休館予定と各メディア報道やサイトに掲載されています。

小規模映画館の休館や閉館のお知らせに接して初めて、もっと映画館に行けばよかったと思うのですが、多くは時すでに遅し。渋谷でも相次いでいる閉館に、シネコン以外の都市部及び地方の独立系映画館が崩壊してしまうのではとの危惧を抱いています。海外では市民運動が実って伝統ある劇場が保存されている例もあるので、先ずtwitter等ネットで積極的な保存運動が起こるように、願っています。

恵比寿ガーデンシネマ休館までの通常上映やベストセレクションメニューの中から、なるべく多くの作品に足を運びたいと思っています。当日映画鑑賞可能な方は、映画館維持のためにも上映作品をご覧になれますよう、ご協力をお願い致します。

ベストセレクション上映スケジュール(初上映リンクは、作品紹介)
1/15(土)
14:10 マッチポイント/16:40 スモーク/19:00 25時
1/16(日)
14:10 モーターサイクル・ダイアリーズ/16:40 ある子供/19:00 パンズ・ラビリンス
1/17(月)
14:10 トウキョウソナタ/16:40 パンズ・ラビリンス/19:00 ある子供
1/18(火)
14:10 マッチポイント/16:40 扉をたたく人/19:00 ウディ・アレンの夢と犯罪
1/19(水)
14:10 ウディ・アレンの夢と犯罪/16:40 スモーク/19:00 トウキョウソナタ
1/20(木)
14:10 扉をたたく人/16:40 トウキョウソナタ/19:00 25時
1/21(金)
14:10 ある子供/16:40 パンズ・ラビリンス/19:00 扉をたたく人

1/22(土)
11:20 ゴーストワールド/13:50 アヒルと鴨のコインロッカー/16:30 黄色い涙/19:00 月に囚われた男
1/23(日)
11:20 さよなら、さよならハリウッド/13:50 ウディ・アレンの夢と犯罪/16:30 スモーク/19:00 ガタカ
1/24(月)
11:20 黄色い涙/13:50 マッチポイント/16:30 さよなら、さよならハリウッド/19:00 テルミン
1/25(火)
11:20 ガタカ/13:50 ゴーストワールド/16:30 モーターサイクルダイアリーズ/19:00 黄色い涙
1/26(水)
11:20 テルミン/13:50 25時/16:30 月に囚われた男/19:00 アヒルと鴨のコインロッカー
1/27(木)
11:20 月に囚われた男/13:50 ガタカ/16:30 テルミン/19:00 ゴーストワールド
1/28(金)
11:20 モーターサイクル・ダイアリーズ/13:50 さよなら、さよならハリウッド/16:30 アヒルと鴨のコインロッカー/19:00 スモーク

当日料金:千円均一

通常上映 
クリスマス・ストーリー 11:20/14:20/18:40 
(1/15〜1/21) 11:20
人生万歳!(〜1/28)11:00/13:00/15:00/17:00/19:00






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ありがとうございます。
小規模映画館がなくなっても、シネコンで限定上映するか、質の良いブルーレイDVDで見ればいいのではないかと思う向きもあるでしょうが、(素人の私が言うまでもないですが)ミニシアターにはシネコンや自宅では到底代えられない魅力があります。存続、願わくば一館でも増えることを願うばかりです。

ミニシアター関連書籍です。
映画館(ミニシアター)のつくり方  映画芸術編集部 著・編集 ACクリエイト


閉館前のクロージング上映、1/26に『月に囚われた男』を観ることができました。
時間とれずブログ記事だけかと残念な気持ちでいただけに、嬉しさ一杯。
願わくば、もっと観たいですね。
新年も2日になりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

新年から何ですが、或る創作小話を書いてみたいと思います。


今から十数年前の話です。

発展途上の作曲家を支えていたわたしは生活資金が足りなくなり、高収入を謳う求人欄を見て、ある都心マンション内の事務所に向かいました。
そこは、吹き溜まりのような場所で、賭け事に夢中の元役者や兼業の女優が所属していました。

バイトの仕事は顧客訪問です。
個人の可能な範囲に応じてでいいので、わたしや社員と兼業の男女は、障害のある方や、高齢者相手の些細な用向きや相談に乗ったりと、なかば福祉的な仕事でしたが、
兼業女優は、昔からの顧客が沢山いて、何やら怪しげな仕事をしていました。
その内容が何だったかは、不明です。
撮影の時期になると、彼女は関西方面に仕事だと断って、一定期間休んでました。


彼女は職場の女ボスと結託して、よく新入りや弱虫を苛めて楽しんでいました。
時々、一寸貸してくれない?と言って来て、わたしも1000円程度の小金を巻き上げられました。
(後で返してくれましたけど。)
人から軽く寸借するのは日常茶飯事だったようです。

ある日、仕事が終了してから遅い夕飯(あるいは早い朝食)にするため、バイト数名で事務所近くのコンビニに行きました。
「私、○○(女優の名前です)にぜったい負けたくないんだよねー」、と雑誌をめくりながらつぶやきました。
それに別段応えはしなかったけど、不意に彼女がどんな表情をしているか見たくなりました。
人気の途絶えた夜更けの店で、自然に彼女と目が合って笑い交わしました。
それがわたしが見たうちで最高の、とびきりの彼女の笑顔でした。

最近、ある映画のキャストの写真をみてはっとしました。
法螺話ではなく、実際に映画で役を演じていたようです。
でも事前の散々なユーザー評からその作品ではなく、シリーズ内でも評判のいい作品を見ました。
(彼女の素人演技を見たくなかったこともあるけど。)

あの彼女は今どうしているのかと、時々考えます。
相当な美人だったから、大成しないまでもきっと愛人か旦那を持って収まっているのでしょうね。
いずれにしろ、波乱万丈の生活が思い浮かびます。
それにしても、伝奇作家山田風太郎が忍者を例えて書くところの、"たそがれどきに舞う蝙蝠"を体現したくの一そのものの、女性でした。




↑彼女と話した思い出がある、くノ一映画(実は彼女は端役で出演者でした、ネタバレ)
更に言うと、後の『くノ一忍法帖 影の月』(監督氏の過去作品を手がけた知り合いの撮影監督が縁で知った映画)の元になった映画です(正確には違っていたら済みません)。









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ありがとうございます。
この小話そのままではないですが、やはり生活に困窮して夜間の仕事を兼業していた時期がありました。その結果就業時間が不規則になり、そのせいで脳疾患にかかってしまい、ハードな仕事が不可能になりました。
しかし昼間の仕事では出逢えないバラエティに富んだ方々と切磋琢磨したおかげか、現在でもその経験が非常に役に立っています。拙いながらも当時お世話になった御礼を述べたい気持ちを、上記の小話に込めました。




以前の回で短編『愛の手紙』について書きましたので、今度は次に興味を惹いた三編をお薦め順に。


『大胆不敵な気球乗り』

ストーリー:
サンフランシスコ沿岸のマーチン郡に住むチャールズ・バーグは、ある日空を舞う鷹を見上げて、気球で空を上昇したいという強烈な感情のとりこになってしまった。百科事典にある気球の項目を読み、構造や操縦法を理解した。買ってきた布と身近な素材で気球を作り、湾岸を上昇する。降りるとき犬を散歩させていた近所のレニダス夫人に出くわすが、次回飛行する時に、彼女に懇願されて、夜間の気球飛行を一緒に楽しむようになる。

感想:
読後、映画『メアリー・ポピンズ』や、他の気球が出てくる作品を思い出してしまいました。
著者は勿論気球について入念に調べた上で、この短編を書いたのでしょうけど、本当にこのような飛行が可能なのか信じられません。うだつのあがらない主人公の男性の願望のような、幻想に満ちた作品に仕上がっています。
大人に童話めいた話を読み聞かせするのは躊躇しますが、悩める人の枕元で聞かせたいような…。



『おい、こっちをむけ!』

ストーリー:
サンフランシスコの新聞社で書評を担当しているピーター・マークス。彼は友人の売れない作家マックス・キンジェリーがもう亡くなっているのに、ミル・ヴァレーの街中を歩いているのを目撃していた。その時彼はイニシャルがついた派手なムギワラ帽子をかぶっていた。その後妻を伴って、再び彼を目撃した時の服装は、同じイニシャルがついた派手な上衣だった。町の人々もまた彼を目撃していた。

ピーターは、かつてマックスが住んでいた家に行ってみた。書きかけの古いタイプ用紙を見つけた彼は、妻と出かけたドライブの途中、大きく岩肌に書かれた彼のイニシャルを発見する。これは死んだマックスが、世間の目を向けさせるために、沈黙の叫び(「おい、こっちをむけ!」)をあげているのだと彼は思った。

その年の春にふたたび訪れた彼の墓に、すばらしい花崗岩の墓石が立っているのを見つける。表面には、マックス・キンジェリーと深く刻まれていた。墓地を出たところの仕事場にいた石工は、彼に頼まれたと告げ、請求書を差し出した。

感想:
本書で最も怪談の色彩が強い短編でした。
死者に出逢う恐怖感は、「ねじの回転」のヘンリー・ジェイムズに匹敵するかもしれません。この手の話を好む読書家なら、もっと比較に適した作家が該当するでしょう。ラストに遂に目的を達した作家と、主人公の関係が(請求書に)良く現れているなーと思いました。
読後何となく、街の雑踏に故人となった同級生か、親戚を発見しそうな雰囲気を感じ、ぞっとしました。



『クルーエット夫妻の家』

ストーリー:
建築家の私が保存していた1880年代の家の建築設計図の通りに、新築の家を希望した若き富豪のクルーエット夫妻。腕利きの大工や職人達は仕事が気に入り、張り切って仕事を進めた。私も夢中になり、家は完成する。
無垢の権化のような、19世紀を再現した素晴らしい家に移ると、夫妻は外出をしなくなり、服装も当時のままに、優雅な古い暮らしを楽しむようになる。

感想:
あらすじは違えど、全体のイメージから、内田善美氏の漫画『星の時計のリデル』の世界を思い出しました。家には設計書の段階でも憑き纏うスピリット(これは神秘的であり、怪異やおどろおどろしさはない)があるのですね。



端折ってしまった他の併載小説も、ぜひ。

旭屋倶楽部の該当ページ
購入した旭屋書店の、全国店舗在庫が見られます↑

Amazonは、こちら





(2011/04/26更新)
ジャック・フィニィ『盗まれた街
侵略SFの名作。
映画化は1979年「SF/ボディスナッチャー」2007年「インベージョン」等
(劇場未公開ビデオ発売1956年「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」1993年「ボディ・スナッチャーズ」もあり)
他フィニィ原作の映画は、allcinemaに。



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ありがとうございます。
以前のブラッドベリもそうですが、短編小説(掌編も含めて)には、読者を虜にする魅力が詰まっているのだとつくづく感じました。但し、古今東西のどの短編もいいという訳ではなく、自分に合う作家や作品を、時間をかけて選ぶ必要はありますね。今回は本屋での偶然が引き寄せた縁に恵まれて、本当に良かったです。


今年は更新少な目でしたが、多くの閲覧・訪問を頂き、本当にありがとうございます。映画はDVD鑑賞やランダムなイベントが多く、映画館で観た感想が少なかったのが、残念です。
来年もよろしくお願い致します。
プロフィール
HN:
Kuroneko Tsuusin
性別:
非公開
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