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公開中(予定)のお薦めドキュメンタリー映画と、フランシス・フォード・コッポラ監督の短編集Zoetrope【noir】の感想です。


○8/6まで、東京は神保町岩波ホールで公開中、東海・関西は8/7から。

『パリ20区、僕たちのクラス』

2008年カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
24人の国籍も多彩な生徒達と、先生の白熱する生身のやりとり。
ローラン・カンテ監督は、一人ひとりの個性を観察しながら脚本を書いたそうです。(朝日新聞記事より)


○東京都中野区東中野のポレポレ東中野にてモーニング上映中、8/20まで。

『朱鷺島 創作能「トキ」の誕生』

先日珍しくこちらのローカル映画番組で紹介されていました。
2009年公開のドキュメンタリー『面打』の三宅流監督作品。
30を超える能舞台がある新潟県佐渡市、能楽に関心ある方は是非。


○8/21〜9/10まで、ポレポレ東中野でロードショー。

『月あかりの下で』

埼玉県にある定時制高校(現在は閉校)の、生徒と先生による貴重な記録映画。
文京区のホール上映を逃してますので、今度は鑑賞必至。
数々のドキュメンタリー映画やTV番組等を手がける映像制作会社「グループ現代」製作。



Zoetrope【noir】



ゾエトロープ(noir) (BOOK PLUS) [単行本]
フランシス・フォード コッポラ (著), Francis Ford Coppola (原著), 小原 亜美 (翻訳)

単行本: 278ページ
出版社: 角川書店 (2003/09)


F.F.コッポラ監督による短編小説集の三作目。

第一作のように、ふたたび監督による序文があるのが嬉しい。
これは、映画ファンならずとも必ず読んで欲しい文章。

その中で、特に印象的だった作品を紹介。

●アリシア・エリアン『You』

ストーリー前書きの紹介通り、ユーモアのあるエロティックな文体。
教師なら生徒にこんなことをやって欲しい、と思ったりして。
これを読んだら、フランス語の発音やシンプルな音叉がなまめかしく感じます。


●カレン・E・ベンダー『金のためなら』

欧米のメディアに君臨する、誰かをモデルにしているような内容。
彼に引き取られる病弱な少女が痛々しい。
手がけるゲーム番組が少々古めかしくステロタイプかも。
果たして少女と迎える最期は幸福だったのか、ラストシーンが劇的。


●デイヴィッド・ベニオフ『それぞれの獣の営み』

作者の脚色による『The 25th Hour』が映画化されている。
兵士の主人公は無慈悲ではないのだが、最年少ゆえ仲間にそのような行動を強いられる。最初に登場する紫の首輪の犬が象徴的。
文中にあるように、殺される老婆が若い女性なら、という想像は止めよう。
彼女が語る悪魔の話は、映画であれば美しい劇中劇として深く記憶に刻まれるだろう。




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ありがとうございます。紹介した映画のうち、『月あかりの下で』は特に年代の若い方にお薦めです。元となったTVのドキュメンタリーは確か見た覚えがあるので、ご存知の方もいるでしょう。個人的に、いつのまにか手がけている番組を見ているといった感のある制作会社「グループ現代」は要注目です。
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