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2、3日前の朝日夕刊の『追憶の風景』というコラムに、映画配給会社のATG(日本アートシアターギルド)プロデューサーの葛井欣士郎氏(葛は、正確には下の部分が違います。漢字が上手く変換されず失礼します)の文章が載っていました。

葛井欣士郎氏について ウィキペディア

ATGとは 同じくウィキより

1961年にATGが結成されて、翌年誕生したアートシアター新宿文化は、当初無名の欧米映画や前衛演劇を上映、あるいは上演したそうです。それでも100人以上の行列ができ、演劇では劇場を幾重にも取り巻いた熱心な観客に恵まれました。

装飾は飛び込みで依頼した岡本太郎氏という贅沢さ。
黒とグレーの内装を基調に、金茶の絨毯、金の窓枠や手すりなど欧州の劇場か、幻想夢のようです。
現在は、映画館や劇場はシンプルな内装が主体なので、もう叶わない試みでしょうか。

68年にはデモ隊と機動隊の衝突で、血だらけの学生を地下の劇場『蠍座』にかくまったと書かれています。
現在では何とも無謀な群集にしか思えませんが、当時は闘志溢れる学生が多かったのだなと想像させます。

この映画館やATGについて、全く無知でいたことを恥じ入ってしまいました。
今さらながら、筆者の著書を購入して歴史を紐解いたり、ATG映画もレンタルで借りられる作品から徐々に鑑賞して行きたいと思っています。

・映画はウィキペディアを参考に。
・葛井氏の著書
『アートシアター新宿文化 消えた劇場』 創隆社 1986
『遺書 アートシアター新宿文化のすべて』 葛井欣士郎,平沢剛 河出書房新社 2008
・参考文献
『ATG映画を読む 60年代に始まった名作のアーカイブ』 佐藤忠男 フィルムアート社 1991
『ATG編集後記 回想の映画人たち』 多賀祥介 平凡社 1995

※ATG映画の上映や関連するセミナーもあれば、調べてみたいです。






20代前半に、隅から隅までぴあの映画の上映スケジュールの項目を見て、詳細がわからないながらも好奇心にかられ、古い建物のアートシアター新宿(記事と同じ場所か不明ですが)に何度か足を運びました。上映作品は『アンダルシアの犬』『ルシファー・ライジング』のような欧米の単館系かアングラ的な映画だったと思います。
現在はこの映画館は無くなっていますね。歴史ある映画館で、僅かながら上映作品を鑑賞できて幸運でした。




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ありがとうございます。60年代のアートシアター新宿のように、今日らしいシネマ&シアターコンプレックスがあればいいのにと日頃から思っています。シネコンのような、ビッグな建物ではないことが条件です。既存の建物のリフォームでも良いので、そのような建築プランを練っている方、よろしくお願いします。
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