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こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV等)についての感想や日常雑記です。 テレグラム(時事、日常雑記、たまに映画エンタメ) https://t.me/kuronekotsuushin チャット版 https://t.me/+dYbb-75J8hMxNGU1 ネットショップ https://suzuri.jp/TIMES49662540
久々に銀座メゾンエルメスでの鑑賞。
TV視聴歴のみでしたが、他劇場でも機会があればまた観たい作品です。

作品情報(抜粋)は、allcinemaより。

監督:デニス・ホッパー 製作:ピーター・フォンダ
脚本:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、テリー・サザーン
撮影:ラズロ・コヴァックス 美術:ジェレミー・ケイ
編集:ドン・キャンバーン 音楽:ザ・バーズ

出演:ピーター・フォンダ(ワイアット) デニス・ホッパー(ビリー) アントニオ・メンドーサ(ジーザス) 
ジャック・ニコルソン(ジョージ・ハンソン) カレン・ブラック(カレン) トニー・ベイジル(メアリー)

allcinemaのコメント欄、レビューの参考にさせて頂きました。

多分最初に見たのは20代前半の頃、深夜TVでしたが、挿入曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」(と一連のバイクで疾走する場面)が好きで、その印象が主体だったように思います。
同時期にバイト先の音楽&バイク好きな先輩にも薦められた映画でした。

先日メゾンエルメスでの感想は、まがりなりにも人生経験を経て、未熟な過去の精神よりもだいぶ進化したかもしれません。現在の感性で観た当時の映像技術は大幅に均整を欠いているし(時代の進化では当然ですが)、音楽が占めてほしい割合も少なすぎます。

デニス・ホッパーの、特にコミューンで顕著だった闊達で磊落な演技が個人的に「(タモリ倶楽部の)空耳アワー」の安斎さんに凄く似ています(^^*
今の今まで、デニス・ホッパーにそんな印象は皆無でしたが、現在の人間関係の(そのような自由な友人を求める)枯渇感が素直に出ているのかなぁー。

デフォルメや誇張が効いているとはいえ、後半での南部の様子は最悪です(現在でも)。
パレードに付いて行ったのに無許可デモ(これも警察の横暴)で逮捕された留置所での弁護士(後で配役に気づいた、J・ニコルソン)との出逢い。日本における某新社会運動での理不尽な逮捕にもこのような塀の内の助っ人がいると望ましいと思えました。
映画の主たるテーマとは乖離する内容になるのかもしれないが、三人がLA(あるいは、南部より安全な地域)で事業展開になれば変化も無い内容だが無残な最期もなかったのでは。←これでは“何たら珍道中”そのものですね(^^ゞ

二人が最期に託したメッセージがあるとすれば、自由と精神の解放を望むのであれば、現状に安住せず(時に死を)覚悟せよ、と。
墓場でやらかした娼婦との行為とLSDの幻覚は心地よさには程遠く、時折スクリーンから目を離したりしてましたが、美化されていたなら、ピーター・ウィアー監督の『ピクニックatハンギング・ロック』ケネス・アンガーの短編映画『ルシファー・ライジング』にも通じる一種神がかった映像表現のような気がしてなりません。




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ありがとうございます。

本編に追加ですが、上の作品から思い起こされる“珍道中”を挙げた作品であれば、最近ではグランドキャニオンの景観も背景の『デュー・デート』、音楽をハンス・ジマー、歌とナレーションをエルトン・ジョンが担当した『エル・ドラド/黄金の都』も是非DVDで見たい作品です。
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