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ダージリン急行 [DVD]
出演: オーウェン・ウィルソン, エイドリアン・ブロディ, ジェイソン・シュワルツマン, アンジェリカ・ヒューストン
監督: ウェス・アンダーソン

特典:
ショート・フィルム 『ホテル・シュヴァリエ』他


【クレジット】
監督: ウェス・アンダーソン
製作: ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
スコット・ルーディン
リディア・ディーン・ピルチャー
ロバート・イェーマン
製作総指揮: ステーヴン・レイルズ
脚本: ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
撮影: ロバート・イェーマン
プロダクションデ
ザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: ミレーナ・カノネロ
編集: アンドリュー・ワイスブラム
音楽スーパーバイ
ザー: ランドール・ポスター

出演: オーウェン・ウィルソン フランシス・ホイットマン
エイドリアン・ブロディ ピーター・ホイットマン
ジェイソン・シュワルツマン ジャック・ホイットマン
アンジェリカ・ヒューストン パトリシア・ホイットマン
アマラ・カラン リタ
カミーラ・ラザフォード アリス
ウォレス・ウォロダースキー ブレンダン
イルファン・カーン
ビル・マーレイ
ナタリー・ポートマン

【解説】
 父の死をきっかけに疎遠となっていた3兄弟が、インドでの旅を通して絆を取り戻そうと繰り広げる珍道中を、ユーモアとペーソスを織り交ぜオフビートに綴るロード・ムービー。監督は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」のウェス・アンダーソン。主演はオーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン。また、本作のプロローグとして、ジェイソン・シュワルツマン、ナタリー・ポートマン共演の短編「ホテル・シュヴァリエ」が製作され、劇場でも本編前に上映される。
 長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックのホイットマン3兄弟。彼らはフランシスの提案で、インド北西部を走るダージリン急行に乗り合わせた。旅の目的は、父の死をきっかけに1年ものあいだ絶交状態にあった兄弟の結束を再び取り戻すこと。バイク事故で瀕死の重傷を負い、奇跡の生還を果たしたばかりのフランシス。兄弟から父の遺品を独り占めしたと非難され、妊娠7ヵ月の妻アリスとも上手くいっていないピーター。そして、家族をネタに小説を書き上げたばかりのジャックは、失恋の痛手を引きずっていた。それぞれに問題を抱える3兄弟は、早々に衝突してしまうが…。
(クレジット〜解説 allcinemaより)


本編は、ひどく人間性に満ちた鉄道ロードムービーなのですが、この組み合わせで異国の珍道中ドタバタ喜劇ってのも、ありかなと思います。(その際、ビル・マーレイは必ずメイン役で登場させて欲しい)最後までこの3兄弟が兄弟であることに慣れることなく見終わってしまいました。

事前にYouTubeでウェス監督の短編を何作品か見ましたが、本編前の『ホテル・シュヴァリエ』も一旦そちらで見ると、次にDVDで見た印象より短編の一群としての感触が離れない作品でした(映画より浮遊感の強い映像)。今やアカデミー賞女優のナタリー・ポートマンが、何故か若きウィノナ・ライダー(17歳のカルテ)の様に思えて仕方なかったです。


全編通じて、可笑しみを誘う部分でも、いつも包帯だらけの長兄の痛々しい姿が、目に焼き付いて離れませんでした。
映画でも現実でも、身体や心に何か傷を負った人々に出逢うことが多いのは、何か特別な理由があるのだろうか、といつも考えます。
映画ではその傷ついた兄弟達を聖母のごとく、離れていても見事に統率しているのが、インドの大地母神にもみえる兄弟の母なのでしょう。彼女もまた聖地に定住せずに放浪しているのが、微笑ましいです。
ラストで長兄がまだ傷だらけの顔を晒し、包帯も付け替えるシーンで、彼が薄紙をはがすがごとく次第に(彼が向かうべき方向かどうか、わからないけど)変化してゆくように感じられました。

列車に同乗している(という設定の)各登場人物をカメラが横に移動してゆく撮影技法は、以前見たアート系邦画でも体験しましたが、ウェス・アンダーソン監督の映画でも効果的に使われていますね。何か特別なストーリーを期待するよりも、巧みな映像美(自然の造形や、人工的なビビッドカラーの)や小道具や音楽も含めた仕掛けの妙で魅せられる監督です。

19日から公開される長編アニメーションも、大いに期待できそうです。




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ありがとうございます。
BRUTUSの映画監督号のインタビューで、ソフィア・コッポラが筆者にウェス・アンダーソンに会うように勧めるのも、この映画を見ると漠然とですがその理由がわかるような気がします。
無理に頑張って内容を理解しようとせずに楽ーに見ると、その滋味や奥良さがわかってくる映画でした。




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