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トニー滝谷 スタンダード・エディション DVD
(goo映画より)
製作年 : 2004年
製作国 : 日本
配給 : 東京テアトル
キャスト(役名)
イッセー尾形 (トニー滝谷/滝谷省三郎)
宮沢りえ (A子(小沼英子)/B子(斉藤久子))
西島秀俊 (語り)
篠原孝文 (トニー少年)
四方堂亘 (絵画教室の先生)
スタッフ
監督
市川準
製作
橋本直樹
米澤桂子
石田基紀
原作
村上春樹
脚色
市川準
撮影
広川泰士
音楽
坂本龍一
作曲
坂本龍一
美術
市田喜一
編集
三條知生
録音
橋本泰夫
第57回ロカルノ国際映画祭審査員特別賞、国際批評家連盟賞、ヤング審査委員賞受賞、第26回ぴあフィルムフェスティバル上映、サンダンス・フィルム・フェスティバル2005 ワールド・シネマ・ドラマティック・コンペティション ノミネート作品。
ストーリー
ジャズ・ミュージシャンでトロンボーン奏者を父に持つトニー滝谷は、彼を生んだ母と早くに死別し幼い頃から孤独だったが、特にそれを淋しいとは思わなかった。
大学卒業後デザイン会社を経て独立し、イラストレーターになった彼は、やがてひとりの女性に恋をした。結婚し彼女と幸せな生活を送っていたが唯一の不満は、妻の洋服依存症であった。妻の事故死のあと衣装部屋を埋め尽くす服だけが残った。トニーは妻のいない孤独に耐えられず、死んだ妻の代わりを務めてもらうために容姿、体型ともそっくりな久子を、アシスタントに雇うことにした。
妻の遺品である大量の高価な服を見た久子は、亡くなった妻を思い涙を流した。トニーはとりあえず一週間分の服を渡すが、結局採用を断念し彼女を雇うことをしなかった。
それから一年の歳月が流れ、彼は妻の服を渡し採用を断った久子を思い出した。悩んだ末、トニーは彼女に電話をかけてみるが、彼女は電話には出なかった。
レビューをアップしています。
独りが平気なのは我が身と共通している主人公トニー滝谷の人物像ですが、それを強調することなく淡々と描いていることで更に人生の悲哀が増す映画だと思います。例え伴侶に恵まれずとも命尽きるまで飽きることなく孤独を味わい、誰にも迷惑を掛けずに生きたいと願う鑑賞後感でした。
この映画を手がけた市川準監督は「禁煙パイポ」等CMの演出で知られ、2008年短編映画『buy a suit/スーツを買う』を製作後、惜しくも逝去されました。当時ニュースで聞いてもあまり実感が湧かなかったのですが、先日『トニー滝谷』を見た後、市川監督はもう居ないのだ、この映画は彼が遺した作品だという思いが改めて胸に迫ってきました。
市川準監督のプロフィール(eiga.comより)
1948年11月25日生まれ。CM演出家を経て、87年の富田靖子主演作「BU・SU」で映画監督デビュー。翌88年に、ハナ肇とクレイジーキャッツの7人が勢揃いした最後の作品「会社物語 MEMORIES OF YOU」で中年サラリーマンの悲哀を描いた。89年「ノーライフキング」(原作いとうせいこう)、90年「つぐみ」(原作吉本ばなな)と話題作を連発。95年の緒形直人主演作「東京兄妹」でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、97年の長塚京三主演作「東京夜曲」でモントリオール世界映画祭最優秀監督賞を受賞。三谷幸喜の舞台を映画化した「竜馬の妻とその夫と愛人」(02)、イッセー尾形&宮沢りえ主演で村上春樹の小説を映画化した「トニー滝谷」(04)などを手がけた。
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ありがとうございます。後で市川監督のCMをyoutubeに載っていたら、じっくり見てみたいと思っています。
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