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ロング・エンゲージメント 特別版 [DVD]
オドレイ・トトゥ (出演), ギャスパー・ウリエル (出演), ジャン=ピエール・ジュネ (監督) | 形式: DVD


ロング・エンゲージメント(2004)
UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES
A VERY LONG ENGAGEMENT
メディア 映画
上映時間 134分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2005/03/12
ジャンル ミステリー/ロマンス/戦争
映倫 R-15

【クレジット】
監督: ジャン=ピエール・ジュネ
製作総指揮: ビル・ガーバー
ジャン=ルイ・モンチュー
原作: セバスチャン・ジャプリゾ
『長い日曜日』(東京創元社刊)
脚本: ジャン=ピエール・ジュネ
ギョーム・ローラン
撮影: ブリュノ・デルボネル
美術: アリーヌ・ボネット
衣装デザイン: マデリーン・フォンテーヌ
編集: エルヴェ・シュネイ
音楽: アンジェロ・バダラメンティ

出演: オドレイ・トトゥ マチルド
ギャスパー・ウリエル マネク
ジャン=ピエール・ベッケル エスペランザ
ドミニク・ベテンフェルド アンジュ・バシニャーノ
クロヴィス・コルニアック ブノワ・ノートルダム
マリオン・コティヤール ティナ・ロンバルディ
ジャン=ピエール・ダルッサン ゴルド伍長
ジュリー・ドパルデュー ヴェロニック・パッサヴァン
アンドレ・デュソリエ ピエール=マリー・ルヴィエール
ティッキー・オルガド ジャルマン・ピエール
ジェローム・キルシャー バストーシュ
ドニ・ラヴァン シ・スー(フランシス)
シャンタル・ヌーヴィル ベネディクト
ドミニク・ピノン シルヴァン
ジャン=ポール・ルーヴ 郵便配達人
ミシェル・ヴュイエルモーズ プチ・ルイ
ジョディ・フォスター エロディ・ゴルド
チェッキー・カリョ ファブリエール大尉
リュファス ベルトン
アルベール・デュポンテル セレスタン・プー

【解説】
 「アメリ」の鬼才ジャン=ピエール・ジュネ監督が、再びオドレイ・トトゥを主演に迎え、セバスチャン・ジャプリゾの全仏ベストセラー小説『長い日曜日』を壮大なスケール映画化したミステリー・ラブ・ロマンス。第一次大戦を背景に、戦死の報せにも婚約者の生存を確信し、愛の絆と直感を頼りにいくつもの謎を解き明かしながら愛する人の捜索を一途に行なう一人の女性の姿を、ファンタジックなテイストと戦場におけるリアリズムを交錯させつつ、ジュネ監督こだわりの映像美でミステリアスに綴ってゆく。
 第一次大戦下のフランス、ブルターニュ地方。幼い頃の病気の後遺症で脚が不自由なマチルド。戦場に旅立った恋人マネクの帰りを待ちわびていた彼女のもとに、ある日、マネク戦死の悲報がもたらされる。彼を含めた5人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、武器も持たずにドイツ軍との中間地帯に置き去りにされたという。だが、マネクの最期を見届けた者はいない。不思議な愛の直感を信じるマチルドは、マネクがまだどこかで生きていると確信する。以来、彼女は私立探偵を雇い独自の調査を始めると共に、自らの直感を頼りにマネクの消息を尋ねて回るのだった…。

(作品情報 allcinemaより)

今回は特別版をヤフオクで購入、ふだんのレンタル版と異なり、ジャン・ピエール・ジュネ監督による音声解説が内容理解の助けになりました。新品のDVD品質はレンタルと比較にならないので、今後もなるべく店頭やネットで買おうと思います。

同様に音声解説を挙げて説明している、こちらのユーザーコメントを参考に。


この解説から、アメリカでの公開に気を配っている監督の心づかいが感じられました。
本編と併せてかなり視聴時間がかかってしまいましたが。

ゴルド伍長の妻を演じたジョディ・フォスターとティナ役のマリオン・コティヤールは古い表現ですがさすが第一級の女優ですね。前者は欧州映画では馴染みが薄いのではと思ってましたが、役は見事にはまっていたし、米映画での演技よりもっと多面性のある人だなと思いました。
愛する人の復讐を果たしたティナの処刑を描く場面、解説で監督曰く、当時の刑場風景を綿密に研究していたのが印象的でした。他のシーンでも古い写真や絵葉書はもとより、詩の一編や絵画を元に場面を構築している監督の幅広い教養や海溝のような知識の深みにも感心しきりでした。

ジュネ監督の既鑑賞作品は『アメリ』のみですが、本作品においてもマチルドの父役ドミニク・ピニョンをはじめ常連俳優が登場しており、まるで旧知の友人か家族のごとく身近な存在に感じられました。また、オムニバス映画『TOKYO!』に怪異なモンスター役で出演したドニ・ラヴァンも戦場で弁舌をふるう兵士シスーを演じてました。

オドレイ・トトゥはシリアスなクローズ・アップよりも、ワンカットの最後に浮かぶ微笑みが魅力なんですね。彼女が登場しないジュネ監督の映画も楽しみだけど。音声解説でも何度か取り上げた『ロスト・チルドレン』等本作の比較対象としても見てみたいです。

それにしても戦争映画はいまだに見ることが慣れないです(マチルダの夫マネクの行方調査や旅程のシーンが多くて良かった)。監督やスタッフ、キャスト、エキストラに至るまで多大な人力と労力をかけたシーンが映画に活かされないと正統的な映画ファンは物足りないかもしれないですが。


詳しい映画評です。特殊効果・デジタル視覚効果を担当した企業も注目。
cinema / ロング・エンゲージメント』





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ありがとうございます。
ジャン・ピエール・ジュネ監督、『エイリアン4』も制作してます。脚本はちがいますね。
戦争とエイリアン、不気味さや他者への襲撃において共通するかもしれません。
キスの場面もそうだと監督の解説にありましたし。
SF映画においても欧州の監督作は米より不条理やウェットが勝って惹かれるものがあります。

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