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先の日記に載せた恵比寿ガーデンシネマ(1/29より休館)のクロージング上映にて鑑賞しました。

好きな作品が数多く上映されていたのに、今まであまり観てなかったので、ほんとに後悔。
こんなに素敵な場所だったとは。
レビュー冒頭にも少し書きましたが、老いも若きも楽しめる、上質な映画館。

早く映画館継続に当たっての諸問題が解決し、再開されるように願います。

(allcinemaより)

【クレジット】
監督: ダンカン・ジョーンズ
製作: スチュアート・フェネガン
トルーディ・スタイラー
製作総指揮: マイケル・ヘンリー
ビル・ザイスブラット
トレヴァー・ビーティー
ビル・バンゲイ
原案: ダンカン・ジョーンズ
脚本: ネイサン・パーカー
撮影: ゲイリー・ショウ
プロダクションデザイン: トニー・ノーブル
衣装デザイン: ジェーン・ペトリ
編集: ニコラス・ガスター
音楽: クリント・マンセル

出演: サム・ロックウェル サム・ベル
ドミニク・マケリゴット テス・ベル
カヤ・スコデラーリオ イヴ
ベネディクト・ウォン
マット・ベリー
マルコム・スチュワート
声の出演: ケヴィン・スペイシー ガーティ

【解説】
 地球に不可欠なエネルギー源を採掘するという3年契約の仕事に従事するため、たったひとりで月へと旅立った宇宙飛行士が、あるアクシデントを境に不可解な現象の数々に苛まれていくさまをサスペンスフルに描いたSFミステリー。主演は「コンフェッション」のサム・ロックウェル。監督はロック・スター、デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ。長編デビューとなった本作で新人監督賞をはじめ多くの賞に輝いた。
 近未来。エネルギーの枯渇した地球は、新たな燃料源が存在する月へその希望を求めた。そして、宇宙飛行士のサム・ベルが世界最大の燃料生産会社ルナ産業との3年契約により、エネルギー源ヘリウム3を採掘して地球へ送るという仕事のため月へたった独り派遣される。以来、彼は月面基地サラングを拠点として、人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に月面での作業に取り組み、また唯一の慰めだったTV電話での妻テスとの会話も衛星事故で交信不能になった今では、孤独感とも格闘していた。だが、その苦痛に耐える任期もあと残り2週間となった時、作業中に事故を起こしてしまう。やがて、基地内の診療室で目覚め安堵した刹那、そこに自分と瓜二つの人間がいることに気付くサム。これを機に、彼は周囲で起きている出来事が果たして幻覚なのか現実なのか、判別が出来なくなっていく…


レビュー(goo映画マイページより移植):今月閉館する映画館のクロージング上映で鑑賞しました。来月はもうここで映画を観られない、という哀しい気分のせいか、作品以上に万感胸に来るものを上映館にも感じてならなかったです。
公開当初の映画紹介から、当然2人目のクローンに排除されるショッキングなホラーと予想して行った内容が、思わぬ古典SFのような深い作品だったことに驚きました。ダンカン・ジョーンズの若き才能、キャスト・スタッフの熱意に敬意を表します。
「2001年宇宙の旅」のHAL2000より遥かに人間らしく振る舞い、職務に忠実で心優しいガーティ。映画の後半、覚醒した3人目が赤子のように触れる彼は、サム以前にも数多くのクローンの養親でもあるのでしょう(ヴァージョンの別な機械もあるのだろうけど)。果たして将来人間は、このような柔軟で完璧なコンピューターをプログラミングできるだろうか。
「アバター」も、「トロン:レガシー」も未見なうちにこの作品を観る機会に恵まれてよかった。再び火のついた古典SFへの憧憬から、今度は「ソラリス」及び同種の哲学的作品に想いを馳せるでしょう。
救助隊がサムを発見するラストは少々アレンジしたほうがいいかも。無事脱出した2人目に比べて、末期がちょっとつらすぎます。

☆・☆・☆

サムとガーティとの会話で、淡々と途中まで進む内容が、好きでしたね。
月面のCGも、画面が粗めだけどそこが神秘的で気に入ってます。

他SFとの類似点(これは他ユーザーのレビューで詳しく)、環境エネルギー労働問題などの社会問題のテーマがいかに語られているかを深く追求しなくても、あるがままに物語が展開し、おのずと何かを語っている映画だと思います。

HALのようなコンピュータのガーティに何故か母(または父)を感じるのですが…
『銀河鉄道999』にも、たしか大地から人間型の生物が直接生まれる星が舞台の話がありましたが、ガーティがクローンを管理することで、親としての役割を果たしているのかもしれません。彼がルナ企業の言うがままの冷徹なA.Iなら、こんなに好きになれなかったかも。


ブックマークの菱沼氏のブログにも、本作についてのレビューがあります。
最後の、眼鏡が曇る描写、気に入って今回映画観るまでずっとその理由を考えてましたが。





月に囚われた男 コレクターズ・エディション [DVD]
ケヴィン・スペイシー(ガーティの声) (出演), サム・ロックウェル (出演), ダンカン・ジョーンズ (監督) | 形式: DVD

販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
DVD発売日: 2010/08/11
時間: 97 分


☆昨夜、TV深夜放映で再び鑑賞しました(2014/01/15)
今回は劇場時よりスケールが縮小したぶん、冷静に内容を見られたと思います。
ガーティーの表情(口が開いた笑顔はコレ保存版)、クローンの記憶史、月がテーマの自分史にもこじつけてしまう本映画の魅力はいまだ衰えず。
さらに、地球の未来を担う(かもしれない)エネルギー源ヘリウム3が公開時より現実に近づいている…



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ありがとうございます。
本作のようなSF映画について、感想をまとまった文章にするのは難しいと痛感しました。映画にしろ本にしろ専門用語が枯渇してます(^^;
ある程度予備知識があると、整理しやすいのですが、たとえ何も他に記述できる知識なくても、孤独な男とコンピュータの話でいいですよね。
ディテールを忘れているので、後でDVDを見てもう少し内容を補足したいと思います。
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