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若松孝二監督「今を生きる君達へ」
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/archives/archives385.html

監督の故郷である涌谷はまだ訪れたことがない土地ですが、母方の伯母の出身高校が旧涌谷高等女学校(現在び涌谷高校)、近隣の石巻が両親の故郷という縁もあって番組が再放送された午前2時過ぎに起きて視聴。
若松監督の映画『キャタピラー』やトークを試写会で拝見・拝聴していたので、どんな内容が展開されるか楽しみでもありました。


番組の冒頭で映し出された止まったままの駅の時計が、大震災を今なお鮮明に刻んでいるように感じられました。
夏になれば遠くから歓声が聞こえてきた海水浴場もすべて津波で流されて茫漠とした風景のみが残り、時間や空間を超越した何処か不思議な場所のようでした。

(日曜日のETVでも高村薫氏が述べていたように、野蒜のように再建困難な震災の爪痕をなんらかの形で保存すべきではないかと思います。)


ビデオカメラの扱いに慣れているのには、いまどきの子供らしいですね。
教室で読み上げた作文も丁寧に書かれて本当にしっかりとしています。
この子等が大人になったときに、監督の指導の元に作成した家族ビデオのデータを見て、この課外教室の事を思い出すのではないでしょうか。(またぼんやりとした記憶だけでもいいですけどね。)


夜更けの寝起きで感覚が鋭敏になっていたせいか、造り込まない演出が心に響いて仕方なかったです。
子供のように泣いたりして、感情を素直に表せないのが哀しいです。

私にもいまだ行方不明の親族がいますが、被災地の将来を担う子供が悲しみを乗り越えて無事成長するよう願っています。


若松孝二監督公式サイト
http://www.wakamatsukoji.org/
3/24〜映画『海燕ホテル・ブルー』が全国公開されます。

昨日、若松監督と社会学者の宮台真司さんの対談をユースト録画で拝見しました。
youtubeでも見られるので、是非ご覧になってください。
http://www.youtube.com/watch?v=5fpgm5luGpM

若松孝二監督の「11.25自決の日三島由紀夫と若者たち」がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門へノミネートされました。




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ありがとうございます。
若松監督の前に放映された、登山家栗城史多氏の回も途中から見ましたが良かったです。
夏山に雪渓が残り、頂上前で突然クマが出現したのには驚きました。多くの子供には新鮮な体験だったのでしょうが、体力の弱い子には少し過酷な課題のように感じられました。


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