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先週の朝日新聞だったか、山田五郎さんのコラムに『百軒店(ひゃっけんだな)のライオン』の話題が載っていました。

それは、渋谷道玄坂にある『名曲喫茶ライオン』の話でした。


19か20歳の頃、バイト先の職場(写真フィルム会社)の先輩に連れていってもらいました。

もう話した内容は、あまり覚えていませんが...進路や淡い恋愛相談だったか。でも渋い店構えや内装はよく覚えています。普段聴かないような、高価そうなスピーカーから流れる重厚なクラシック音楽が耳に新鮮でした。


新聞の山田五郎さんのコラムによると、名前の由来は、ロンドンにあるライオンベーカリーから来ているとの話。創業者の従兄弟がそこで修業されていたので、コーヒーの淹れ方を伝授されたそうです。

創業者のデザインによるインテリア。彼の設計による特注品のスピーカーはアメリカの専門誌から取材に来るほど。


80年代初めに訪れた当時1、2Fある店内(座ったのは2Fでした)は静かに音楽に聴き入る人(おもに男性が多かった)で非常に落ち着いた雰囲気でした。内装が重厚でいかにもスーツの男性が似合いそうだから、女性が単独ではあまり訪れない感じでした。


この店を教えてくれた職場の先輩は、ソニーPCLという映像関係の会社へ栄転しました。今から思えば、(私も過去に同社を受けましたが見事落選してます)引き続き転職の相談のために先輩と友人付き合いを続けていれば良かったかなと後悔しています。優しくて、とても頼りになる方でしたから。



興味を持たれたなら、渋谷の美術館や映画の帰りに、名曲喫茶ライオンへ寄ってみてください。買い物帰りより、書店巡りやアート鑑賞の後が似合いそうです。



ところでこのブログのタイトル、シュールレアリスムの絵画が思い浮かびます。
エッシャーのような超次元の建物(百軒の店舗集合体)の中に棲むマックス・エルンストの『百頭の女』を想起させる想像上のライオン。実際に描けたら夢です。



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ありがとうございますo(^-^)o 『ライオン』が若い方にも謎の店として知られている内容がコラムに書いてあったのは嬉しかったです。ヘヴィーなロック音楽を愛好する向きにも、たまにはいいかもしれません。
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