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12/13(月)夜、表参道スパイラルホールで開かれた『劇的3時間SHOW』を聴講しました。

こちらは、映画『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督による、3時間の映画に関する講義です。

気楽な映画の裏話を聞けるかもしれない、と楽しみにしてましたが、扉を開けたら大学並みの、思わぬ芸術性の高い講義にとまどいながらも、熱心かつ真摯に話を聞きました。

途中でスクリーンに上映された黒澤明監督の『生きる』やテレンス・マリック監督作品の『ニューワールド』、そしてトラン監督の『ノルウェイの森』の数シーンを鑑賞しながらの長時間に渡る情熱的な講義は、会場の参加者に映画を理解するには欠かせない、(誰も学校や社会では教えてくれないだろう)研ぎ澄まされた精神を呼び起こしたと思います。

このシリーズは、次回のゲストが決定しており、それに続く映画監督も予定されています。都内および近郊で内容に興味を持たれた方は、ぜひ上記サイトに応募して講演会に参加してみてください。

関連記事はこちら

(2011/01/06更新)
12/13 トラン・アン・ユン監督のダイジェスト動画がアップされました。
#1
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ありがとうございます。
スパイラルホールで拝聴した講義は、何か監督の後光が射しているように感じて客席にいてもどきどきしました。
著名人に慣れていないせいでもあるのかもしれません。
度胸がついたら、いつの日か、短くても質問ができるように願っています。
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もう日がだいぶ過ぎてしまいましたが、先週11/17、東京駅近の新東京ビル1F、丸の内カフェにて、映画のトークセミナーに参加しました。


ゲストは行定勲監督、聞き手は東京フィルメックスのプログラム・ディレクター市山尚三氏。

当日USTREAMにてライブ放送されましたが、録画はアップされないですね。
前回のセミナー他、フィルメックスのセレモニー、舞台挨拶やQ&Aの模様がこちらで見られます。
http://filmex.net/broadcast/

youtubeのチャンネルでも。
http://www.youtube.com/user/TOKYOFILMeX


質問は事前にメールで募ったため、聴くだけなのに不要な緊張しましたが、
意外と気さくな監督でした。 
撮影時に足を傷められ、松葉づえが痛々しかったです。
聞き手の市山氏は、以前TVで拝見したことがありますが、オフィス北野に在籍されてます。2000年12月に東京フィルメックスを立ち上げ、現在までプログラムディレクターをつとめられてます。


内容は、フィルメックスの紹介、出品した釜山映画祭の裏話など。
何せ、海外映画祭に連なるお歴々の名前をあまり知らないので、詳しい説明は後の映画サイトや雑誌記事等でご確認頂ければ幸いです。


行定監督のお話で、映画素人の私が記憶している部分を挙げると、
・台湾の撮影監督のリー・ピンビンが水脈を当てる仙人のようだということは、よく分かりました。彼はロケハンをしないそうです。(作品は花様年華、邦画では、春の雪、トロッコ、空気人形、ノルウェイの森等)
(以下、監督自身について)
・羨ましいことにブランデー片手のジョニー・トーと(釜山で)語らえたりしたそうです。
・フィルメックス第8回のコンペ部門で上映され、審査員特別賞コダック VISION アワードを受賞した香港映画『天使の眼、野獣の街』(ジョニー・トー製作、ヤウ・ナイホイ監督)は、当時審査員をされていて自ら進んで投票したそうです。


東京フィルメックスで監督によるお薦めの作品は以下のとおり。
(既に上映終了作品はご了承下さい。)
当日初回上映40分前に発売の当日券があります。
http://filmex.net/2010/schedule.html

○特別招待作品
ブンミおじさんの森(オープニング) アビチャッポン・ウィーラセタクン監督 11/20
詩(クロージング) イ・チャンドン監督 11/28

○コンペティション
夏のない年 マレーシア映画 11/21,24
独身男  これは予告編を見ましたが、面白かったです。何度も話題に上ってました。
愛が訪れる時 11/20,26
ビーデビルド(仮題)11/23

○邦画の旧作上映。
本日休診 以下渋谷実監督作品、洒落たコメディ 11/23
正義派 11/20,26
もず 11/22

行定勲氏は、映画祭では一般公開されない作品を観るべきだと語っていたのが、印象的でした。
世界の中心で〜等ヒット作が有名ですが、自分が撮りたいのは、停滞してるような、あまり動きが少ない作品だそうです。


朝日新聞に掲載された、
石井裕也監督による、渋谷実作品の解説も。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201011180315.html



11/17の様子をリポートする、シネマトゥデイの記事



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ありがとうございます。
11/28(日)に観たアモス・ギタイ監督作品『幻の薔薇』鑑賞日記をアップ予定です。
昨日の朝日新聞家庭欄に、自作映画『レオニー』がもうすぐ公開される、松井久子監督の記事が載っていました。

映画『レオニー』について asahi.comより

彫刻家イサム・ノグチの母レオニーを描いた映画ですね。
日米各々の暮らしを違和感なく描くため、映画2本分のスタッフが必要になったそうです。

以前、NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』でも特殊メイクの取材の中で、映画の制作風景を非常に興味深く拝見しました。
この端的なメイキング風景からも、松井監督は人の心をとらえて離さない力がありました。


芸能ライター時代の離婚や子育て、制作会社立ち上げから映画制作に至るまで相当な御苦労をされたことと思います。
ドウス昌代の著作「イサム・ノグチ 宿命の越境者」を読まれて本作品への想いが実り、今回の公開となったこと、心からお祝い申し上げます。


断片的には今までのTV番組や映画サイト等で知っていても、どんな本編が観られるのか、映画館のスクリーンで作品(できれば、監督自身にも)に逢うのがとても楽しみです。


これからも映画作品や執筆等における多彩なご活躍をされますよう、心からお祈り申し上げます。

映画『レオニー』 公式サイト
http://www.leoniethemovie.com/




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ありがとうございます。
松井監督のように、映画の製作費を一部でもカンパで集めるというのは、たとえ微々たる金額でも最善の方法ですね。
そのような資金調達で製作される映画が今後も少しづつ増えていくように、願ってます。




8月公開のベルリン国際映画祭最優秀銀熊賞(最優秀女優賞)受賞邦画、若松孝二監督の『キャタピラー』を新橋の国映(TCC)試写会で観てきました。


早い時間に、追加上映があったのですが、事前に夜の回にtwitter経由で申込をしていて、運良く監督が来られて貴重なお話と質疑応答を聞くことができました。(ご高齢ゆえ悪天候による体調不良が心配でしたが、お体が丈夫なのに感心しました)


父母の出身地と自身の出生地が宮城県石巻市ですが、若松監督も、宮城出身なんですよね。(ズーズー弁が、なつかしい)
仙台から50キロの村出身だと語っておられました。
(メモ取り忘れてしまい残念、夢中で聞いてましたから。)

twitterやこちらで簡単に試写の感想を書いてますが、ネタバレになるので一般公開後に詳細なレビューを書きたいと思ってます。

『キャタピラー』公式サイト
http://www.wakamatsukoji.org/

もうTCC試写会の様子が載ってますね、嬉しいです。
映画上映、監督のお話、質疑応答と他にない贅沢な内容を堪能させて頂きました。


巨匠の作品、初鑑賞でしたがすごーく良かったです!
(黒沢並みも大げさでない評価)
戦争映画なのに、馴染み易い文体で書かれた本のように自然に浸透しました。
寺島しのぶさんの銃後の妻の姿が美しい。
エンドロール、広島原爆の(これも幻想的で美しい)絵が背景になり、元ちとせさんの曲が主題歌で流れてるのでそれも必見&必聴です。


どうぞ皆様、8月14日全国公開なので、前売り買って是非ご覧になってください、よろしくお願いします。先行上映で既に観ている方も、再度の鑑賞をお薦めします。
(生意気にも映画の回し者になってます)


(2010/08/03更新)
Blogリンク頂いている菱沼康介監督から伺いましたが、『キャタピラー』撮影助手の満若勇咲さんが、短編ホラー怪奇幻想映画祭に出品された菱沼監督作品でも撮影を手がけているそうです。
さりげなく選んで観た映画が、思わぬご縁に繋がると嬉しいです。


(2010/08/05更新)
若松監督と寺島しのぶさん、戦争について語る。(ウォーカープラス)

(2010/08/17更新)
試写会での感想をUpしました。
Yahoo!映画

(2010/08/21更新)
キャタピラー『撮影報告』撮影師・辻智彦さんのブログより

満若勇咲監督 田原総一朗ノンフィクション賞 ダイジェスト版動画


(2010/08/28更新)
ヒデヨシさんのレビュー更新は『キャタピラー』です、どうぞ。



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ありがとうございます。映画『キャタピラー』鑑賞を機に、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』はじめ若松監督の過去作品も観てみたいと思っています。



若松孝二監督、突然の訃報の報道に、フィルモグラフィーを開いて見入っています。
来年、千年の愉楽の上映まで渾身の作品群を(DVD or あれば映画上映で)巡ってその生涯を尊び、ご冥福をお祈りすることにします。
2、3日前の朝日夕刊の『追憶の風景』というコラムに、映画配給会社のATG(日本アートシアターギルド)プロデューサーの葛井欣士郎氏(葛は、正確には下の部分が違います。漢字が上手く変換されず失礼します)の文章が載っていました。

葛井欣士郎氏について ウィキペディア

ATGとは 同じくウィキより

1961年にATGが結成されて、翌年誕生したアートシアター新宿文化は、当初無名の欧米映画や前衛演劇を上映、あるいは上演したそうです。それでも100人以上の行列ができ、演劇では劇場を幾重にも取り巻いた熱心な観客に恵まれました。

装飾は飛び込みで依頼した岡本太郎氏という贅沢さ。
黒とグレーの内装を基調に、金茶の絨毯、金の窓枠や手すりなど欧州の劇場か、幻想夢のようです。
現在は、映画館や劇場はシンプルな内装が主体なので、もう叶わない試みでしょうか。

68年にはデモ隊と機動隊の衝突で、血だらけの学生を地下の劇場『蠍座』にかくまったと書かれています。
現在では何とも無謀な群集にしか思えませんが、当時は闘志溢れる学生が多かったのだなと想像させます。

この映画館やATGについて、全く無知でいたことを恥じ入ってしまいました。
今さらながら、筆者の著書を購入して歴史を紐解いたり、ATG映画もレンタルで借りられる作品から徐々に鑑賞して行きたいと思っています。

・映画はウィキペディアを参考に。
・葛井氏の著書
『アートシアター新宿文化 消えた劇場』 創隆社 1986
『遺書 アートシアター新宿文化のすべて』 葛井欣士郎,平沢剛 河出書房新社 2008
・参考文献
『ATG映画を読む 60年代に始まった名作のアーカイブ』 佐藤忠男 フィルムアート社 1991
『ATG編集後記 回想の映画人たち』 多賀祥介 平凡社 1995

※ATG映画の上映や関連するセミナーもあれば、調べてみたいです。






20代前半に、隅から隅までぴあの映画の上映スケジュールの項目を見て、詳細がわからないながらも好奇心にかられ、古い建物のアートシアター新宿(記事と同じ場所か不明ですが)に何度か足を運びました。上映作品は『アンダルシアの犬』『ルシファー・ライジング』のような欧米の単館系かアングラ的な映画だったと思います。
現在はこの映画館は無くなっていますね。歴史ある映画館で、僅かながら上映作品を鑑賞できて幸運でした。




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ありがとうございます。60年代のアートシアター新宿のように、今日らしいシネマ&シアターコンプレックスがあればいいのにと日頃から思っています。シネコンのような、ビッグな建物ではないことが条件です。既存の建物のリフォームでも良いので、そのような建築プランを練っている方、よろしくお願いします。
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