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来春公開の映画『クラウド・アトラス』の共同監督を務めているトム・ティクヴァ氏のデビュー作に興味を抱き、中古DVDをAmazonマーケットプレースで初購入。
誠に満足できる出品者様で感謝の限り。

マリアの受難(1993)
DIE TODLICHE MARIA
DEADLY MARIA
メディア 映画
上映時間 106分
製作国 ドイツ
公開情報 劇場公開(日本スカイウェイ)
初公開年月 2007/03/24
ジャンル ドラマ/サスペンス


【クレジット】
監督: トム・ティクヴァ
製作: シュテファン・アルント
トム・ティクヴァ
原案: トム・ティクヴァ
脚本: トム・ティクヴァ
クリスティアーヌ・ヴォス
撮影: フランク・グリーベ
音楽: クラウス・ガーターニヒ
トム・ティクヴァ

出演: ニナ・ペトリ
カーチャ・シュトゥット
ヨーゼフ・ビアビヒラー
ペーター・フランケ
ヨアヒム・クロール

【解説】
 「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督のデビュー作。2007年3月、最新作「パフューム ある人殺しの物語」の公開に合わせ、本作の日本初公開が実現。暴力的な夫と寝たきりの実父に束縛される主婦マリアの抑圧された狂気の内面世界が、シュールかつ緊張感みなぎる映像で展開していくサイコロジカル・スリラー。

(以上、allcinemaより)

Yahoo!映画のレビュアーでmovie oyaji様の感想が、最も同意できる内容でしたので、参考にさせていただきました。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327172/

確かにサイコなスリラー作品だけど、グロでぞっとする内容でなくて良かったです。
(夢での出産の場面も、何処かダリの絵−Geopoliticus Child Watching the Birth of the New Man 新人類の誕生を見つめる地政学の子供−に似ている感じ。)
人生苦難の経験値が高い(と勝手に思っている)私としては、孤独あるあるな情景ばかりで、思わず涙しました。
しかし、まだ底なしの苦しみにまでには、至っていないのではないか。
それは、チェストの隙間に手紙を送り続けた木彫りの人形と、隣棟の著作リスト収集家である彼氏のお蔭もあるのでしょう。これからも辛い思いは続きそうだけど、父と夫に苦しんだ以前よりはましになるのかな。今後の彼女の人生があるとしたら、過去に押し込んでいた苦難の受容と変容を経て佳き物になることを願います。

日本では2007年に一緒に公開された映画『パフューム ある人殺しの物語』は予告編とGyaoの映像紹介だけで本編は未見だけど、たしかに似ていますね。
トム・ティクヴァ監督の原点や人間の(耐えうる)苦難がテーマの作品に関心を持っている方にご覧頂きたい映画です。





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ありがとうございます。
次回作の公開を機に、トム・ティクヴァ監督の過去作品特集が上映されると嬉しいのですが、果たしてあるでしょうか。是非、単館のスケジュールに期待したいところです。
このような古臭い陰鬱な映画を大事にしてくれるミニシアターが段々減ってしまうのは、本当に寂しい限りです。





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