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11/28(日)有楽町朝日ホールで、東京フィルメックス特別招待作品を鑑賞して来ました。
アモス・ギタイ監督の『幻の薔薇(英題 Roses On Credit)』です。
前売りチケット販売終了で当日も閉会式だからなぁと諦めていたところ、譲って頂けることになり運良く取得できました。

フィルメックスのサイトより作品詳細
http://filmex.net/2010/ss07.html

実はフランス映画は、圧倒的に鑑賞不足で個性的でアーティスティックなシーンが不慣れでした。後で購入した公式プログラムで確認しましたが、ストーリーも半ば勘違いしてたりして。

この映画は、それを超えて余りある感動をもたらしました。
活気ある国際映画祭の興奮状態も、多分に影響していたのでしょうね。


内容は、第二次大戦後のフランス。
薔薇づくりの家に嫁いだ女性の物語です。
女性の性格や浪費癖もあるとはいえ、最後がビターエンドなんですね。
この後の人生はどうなるのかと、余計な心配をしたりも。
ラストのスカーフの空色が象徴するように、きっと果敢に生きてゆくのでしょう。

監督も上映後のQ&Aで話してましたが、ルイス・ブニュエル、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメール等フランス映画を好む向きは、きっと鑑賞必至の映画でしょう。詳しい対比はちょっと不案内なので、控えます(^^;
個人的にも好みの、ヒッチコック(裏窓)のエッセンスも挿入されてたりします。

建築に造詣の深い監督ならではの、家のセットや建物の描写が素晴らしい。
繊細な植物が描かれた壁紙や寝具が映画を雄弁に物語っていたようでした。
夫婦がのちに住む、アパルトマンの内装が反転してモダンになっていたのが興味深かったです。


Q&Aではまだ配給未定との話でしたが、早く一般公開になることを願って止みません。

東京日仏学院で特集上映が組まれてます。ギタイ監督のファンは勿論、少しでも彼の映画に興味ある方は是非。
http://www.institut.jp/ja/evenements/10221




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ありがとうございます。
本作はフィルメックスの受賞は逃しましたが、初鑑賞で心に深く刻まれた作品です。これからも国際的に価値ある作品を産みだしていくであろうアモス・ギタイ監督、おおいに期待してます。


幻の薔薇 [DVD] 2012/01/11発売予定
レア・セドゥ (出演), グレゴワール・ルプランス=ヤランゲ (出演), アモス・ギタイ (監督)



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