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くノ一忍法帖 影ノ月(2011)

メディア 映画
上映時間 84分
製作国 日本
初公開年月 2011/06/04
ジャンル アクション/エロティック/時代劇
映倫 R15+

【クレジット】
監督: 菱沼康介
製作: 重村博文
本田武市
プロデューサー: 木村尚司
企画: 田中勇
林哲次
原作: 山田風太郎
「忍者月影抄」角川書店刊
脚本: 中本博通
菱沼康介
林哲次
撮影: 百瀬修司
VFXスーパーバ
イザー: 磯金秀樹
照明: 太田博

出演: 阿部真里
西野翔
森下悠里
水谷ケイ
亜紗美
仁科貴
海東健
黒田アーサー

(以上、allcinemaより)

6/14銀座シネパトスにて鑑賞して来ました(写真上は館外ディスプレイ展示)。
くノ一忍法帖 影の月 衣装 シネパトス
こちらは映画に使用した衣装・俳優写真のロビー展示です。


自分のレビュー(Movie Walkerに記載したものを移植しました)

山田風太郎原作の映像化作品にはつきものですが、今回も原作を大幅改変してあるのが、大いに不満でした。中には、人気SF洋画から招来されたような忍びの御仁?もおられました(笑)
忍法も含めて独自のオリジナリティを重視する目的でしたら、全く匠のわざではないでしょうか。

山中の鰻屋あるいはくノ一同志の会話等で散見される、菱沼監督が得意とする青春シーン、そこだけがぽっかりと何か別な作品のごとくクローズ・アップされているようで、このままずっと物語を展開してもらいたいとさえ思いました。

忍者&忍法はかなり詰め込み多すぎの感が。
綿密な時代考証は置いといて、時代風伝奇現代劇として鑑賞したほうがよいと割切ったら、結構楽しめました。

近頃あまり時代劇に接してないと感じていましたが、意外や意外、作品名は失念したものの御馴染みの俳優陣が多かったですね。前宣伝に惑わされず、これからも独自のアンテナでキャッチした作品を鑑賞していきたいと思ってます。



何せ、この映画館行った方は分かるだろうけど呑み助天国が隣だから、
酔客が飛び込んでくるのではないかと心配(こちら女ひとり客でした)だったけど、
杞憂に終わってよかったホッ。


伝奇時代エロティックアクションそれに青春ストーリーも。
結構楽しめる面白い映画なので、是非。
エンドロールで、サーモン鮭山さんのお名前を発見。
(本編では、よく拝見できず残念)



キネマ旬報6月下旬号、日本映画NAVI(産経新聞出版)にも映画ガイド・映画評出てます。 (書店にて購入)



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ありがとうございます。

映画に鰻屋の場面が登場したので、一度池波正太郎を読んでみたくなりました。
TVドラマでは、『剣客商売』を好んで見てましたね。故藤田まことさんが懐かしいです。
台東区に記念文庫(真田太平記館は長野県上田市)があるので一度訪れてみるのもいいかなと思います。


(2011/08/05更新)
影の月 DVDレーベル


シネパトス銀座が来春(2013/03)閉館との報道。
日経新聞から
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2000R_Q2A720C1CC0000/
古き良き(匂いも懐かしい)映画館なのに、残念至極。

上記『くノ一忍法帖 影の月』上映時、映画監督の挨拶・トークは残念ながら無かったように記憶してますが、
自力での脳内映像再生、余裕ですd(^▽^)b♪
是非『銀座シネパトス』歴代の上映作品・監督に加えて頂ければ嬉しい限りです。




くノ一忍法帖 影ノ月(Blu-ray Disc)


coco映画レビュー くノ一忍法帖 影ノ月

imdbより
海外向けジャケ写、レトロ風で味わいがありますね^^b (2015/01/11)
kagenotsuki.jpg
PR


くノ一忍法帖 影ノ月(2011)

メディア 映画
上映時間 84分
製作国 日本
初公開年月 2011/06/04
ジャンル アクション/エロティック/時代劇
映倫 R15+

【クレジット】
監督: 菱沼康介
製作: 重村博文
本田武市
プロデューサー: 木村尚司
企画: 田中勇
林哲次
原作: 山田風太郎
「忍者月影抄」角川書店刊
脚本: 中本博通
菱沼康介
林哲次
撮影: 百瀬修司
VFXスーパーバ
イザー: 磯金秀樹
照明: 太田博

出演: 阿部真里
西野翔
森下悠里
水谷ケイ
亜紗美
仁科貴
海東健
黒田アーサー

(以上、allcinemaより)

6/14銀座シネパトスにて鑑賞して来ました(写真上は館外ディスプレイ展示)。
くノ一忍法帖 影の月 衣装 シネパトス
こちらは映画に使用した衣装・俳優写真のロビー展示です。


自分のレビュー(Movie Walkerに記載したものを移植しました)

山田風太郎原作の映像化作品にはつきものですが、今回も原作を大幅改変してあるのが、大いに不満でした。中には、人気SF洋画から招来されたような忍びの御仁?もおられました(笑)
忍法も含めて独自のオリジナリティを重視する目的でしたら、全く匠のわざではないでしょうか。

山中の鰻屋あるいはくノ一同志の会話等で散見される、菱沼監督が得意とする青春シーン、そこだけがぽっかりと何か別な作品のごとくクローズ・アップされているようで、このままずっと物語を展開してもらいたいとさえ思いました。

忍者&忍法はかなり詰め込み多すぎの感が。
綿密な時代考証は置いといて、時代風伝奇現代劇として鑑賞したほうがよいと割切ったら、結構楽しめました。

近頃あまり時代劇に接してないと感じていましたが、意外や意外、作品名は失念したものの御馴染みの俳優陣が多かったですね。前宣伝に惑わされず、これからも独自のアンテナでキャッチした作品を鑑賞していきたいと思ってます。



何せ、この映画館行った方は分かるだろうけど呑み助天国が隣だから、
酔客が飛び込んでくるのではないかと心配(こちら女ひとり客でした)だったけど、
杞憂に終わってよかったホッ。


伝奇時代エロティックアクションそれに青春ストーリーも。
結構楽しめる面白い映画なので、是非。
エンドロールで、サーモン鮭山さんのお名前を発見。
(本編では、よく拝見できず残念)



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映画に鰻屋の場面が登場したので、一度池波正太郎を読んでみたくなりました。
TVドラマでは、『剣客商売』を好んで見てましたね。故藤田まことさんが懐かしいです。
台東区に記念文庫(真田太平記館は長野県上田市)があるので一度訪れてみるのもいいかなと思います。


(2011/08/05更新)
影の月 DVDレーベル


シネパトス銀座が来春(2013/03)閉館との報道。
日経新聞から
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2000R_Q2A720C1CC0000/
古き良き(匂いも懐かしい)映画館なのに、残念至極。

上記『くノ一忍法帖 影の月』上映時、映画監督の挨拶・トークは残念ながら無かったように記憶してますが、
自力での脳内映像再生、余裕ですd(^▽^)b♪
是非『銀座シネパトス』歴代の上映作品・監督に加えて頂ければ嬉しい限りです。




くノ一忍法帖 影ノ月(Blu-ray Disc)


coco映画レビュー くノ一忍法帖 影ノ月

imdbより
海外向けジャケ写、レトロ風で味わいがありますね^^b (2015/01/11)
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くノ一忍法帖 影ノ月(2011)

メディア 映画
上映時間 84分
製作国 日本
初公開年月 2011/06/04
ジャンル アクション/エロティック/時代劇
映倫 R15+

【クレジット】
監督: 菱沼康介
製作: 重村博文
本田武市
プロデューサー: 木村尚司
企画: 田中勇
林哲次
原作: 山田風太郎
「忍者月影抄」角川書店刊
脚本: 中本博通
菱沼康介
林哲次
撮影: 百瀬修司
VFXスーパーバ
イザー: 磯金秀樹
照明: 太田博

出演: 阿部真里
西野翔
森下悠里
水谷ケイ
亜紗美
仁科貴
海東健
黒田アーサー

(以上、allcinemaより)

6/14銀座シネパトスにて鑑賞して来ました(写真上は館外ディスプレイ展示)。
くノ一忍法帖 影の月 衣装 シネパトス
こちらは映画に使用した衣装・俳優写真のロビー展示です。


自分のレビュー(Movie Walkerに記載したものを移植しました)

山田風太郎原作の映像化作品にはつきものですが、今回も原作を大幅改変してあるのが、大いに不満でした。中には、人気SF洋画から招来されたような忍びの御仁?もおられました(笑)
忍法も含めて独自のオリジナリティを重視する目的でしたら、全く匠のわざではないでしょうか。

山中の鰻屋あるいはくノ一同志の会話等で散見される、菱沼監督が得意とする青春シーン、そこだけがぽっかりと何か別な作品のごとくクローズ・アップされているようで、このままずっと物語を展開してもらいたいとさえ思いました。

忍者&忍法はかなり詰め込み多すぎの感が。
綿密な時代考証は置いといて、時代風伝奇現代劇として鑑賞したほうがよいと割切ったら、結構楽しめました。

近頃あまり時代劇に接してないと感じていましたが、意外や意外、作品名は失念したものの御馴染みの俳優陣が多かったですね。前宣伝に惑わされず、これからも独自のアンテナでキャッチした作品を鑑賞していきたいと思ってます。



何せ、この映画館行った方は分かるだろうけど呑み助天国が隣だから、
酔客が飛び込んでくるのではないかと心配(こちら女ひとり客でした)だったけど、
杞憂に終わってよかったホッ。


伝奇時代エロティックアクションそれに青春ストーリーも。
結構楽しめる面白い映画なので、是非。
エンドロールで、サーモン鮭山さんのお名前を発見。
(本編では、よく拝見できず残念)



キネマ旬報6月下旬号、日本映画NAVI(産経新聞出版)にも映画ガイド・映画評出てます。 (書店にて購入)



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映画に鰻屋の場面が登場したので、一度池波正太郎を読んでみたくなりました。
TVドラマでは、『剣客商売』を好んで見てましたね。故藤田まことさんが懐かしいです。
台東区に記念文庫(真田太平記館は長野県上田市)があるので一度訪れてみるのもいいかなと思います。


(2011/08/05更新)
影の月 DVDレーベル


シネパトス銀座が来春(2013/03)閉館との報道。
日経新聞から
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2000R_Q2A720C1CC0000/
古き良き(匂いも懐かしい)映画館なのに、残念至極。

上記『くノ一忍法帖 影の月』上映時、映画監督の挨拶・トークは残念ながら無かったように記憶してますが、
自力での脳内映像再生、余裕ですd(^▽^)b♪
是非『銀座シネパトス』歴代の上映作品・監督に加えて頂ければ嬉しい限りです。




くノ一忍法帖 影ノ月(Blu-ray Disc)


coco映画レビュー くノ一忍法帖 影ノ月

imdbより
海外向けジャケ写、レトロ風で味わいがありますね^^b (2015/01/11)
kagenotsuki.jpg
エターナル・サンシャイン(2004)
ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND

アマゾンでは、こちら

メディア 映画
上映時間 107分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2005/03/19
ジャンル ロマンス/コメディ

【クレジット】
監督: ミシェル・ゴンドリー
製作: アンソニー・ブレグマン
スティーヴ・ゴリン
製作総指揮: デヴィッド・ブシェル
チャーリー・カウフマン
ジョルジュ・ベルマン
グレン・ウィリアムソン
原案: チャーリー・カウフマン
ミシェル・ゴンドリー
ピエール・ビスマス
脚本: チャーリー・カウフマン
撮影: エレン・クラス
美術: ダン・リー
衣装: メリッサ・トス
編集: ヴァルディス・オスカードゥティル
音楽: ジョン・ブライオン

出演: ジム・キャリー ジョエル・バリッシュ
ケイト・ウィンスレット クレメンタイン・クルシェンスキー
キルステン・ダンスト メアリー
マーク・ラファロ スタン
イライジャ・ウッド パトリック
トム・ウィルキンソン Dr.ハワード・ミュージワック
ジェリー・ロバート・バーン
トーマス・ジェイ・ライアン
ジェーン・アダムス
デヴィッド・クロス

【解説】
 終わってしまった恋の思い出を捨てた彼女と捨て切れなかった彼の、かけがえのない楽しかった日々を辿っていく切ないラブ・ストーリー。「ヒューマンネイチュア」の脚本・監督コンビ、チャーリー・カウフマンとミシェル・ゴンドリーが奇想天外なストーリーを、コミカルなタッチも織り交ぜながらユニークかつ巧みな作劇で語っていく。主演は「グリンチ」のジム・キャリー。共演は「タイタニック」のケイト・ウィンスレット。
 バレンタインデーを目前にしたある日、ジョエルは不思議な手紙を受け取った。そこには、最近ケンカ別れしてしまった恋人クレメンタインについてこう書かれていた。“クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社”。仲直りしようと思っていた矢先にそんな知らせを受け、立ち直れないジョエル。そして彼も、彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ医院を訪れる。そこでは、一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる施術を行なっていた…。

(以上、allcinemaより)

DVDレンタルで、鑑賞。
ミシェル・ゴンドリーの劇場鑑賞はまだどれも観てないのだけど、youtubeの短編やPV等でその作品に出逢って親しんでいました。
そのせいか、感覚重視でだらーっと見る分には刺激的で楽なんだけど、映画としてきちんとストーリーを追うのが苦になって止めたいと思いつつ、ラストまで見ました。

ジム・キャリー演ずるさえない容貌のジョエルと、どのスタイルでも間違いなく美貌のケイト・ウィンスレット演じるカラフルな髪色した恋人との記憶がテーマなんだろうか。
最後に、お互いの存在を消された記憶で新たな生活を紡いで行くなら、ビターな味わいが効いたお話なんだけど、そうはならないのがエンタメ映画のお約束みたいでちょっとがっかりしました。

(個人的な好き嫌いはあるけど)配役に外れなしで、脇役が主役級の役者揃いなのも、映像全般が活きてましたね。
夢や心理を探求する映画(既見のだと、今敏監督のパプリカ、時計じかけのオレンジ、心理クリニックの所長がリンチ監督に何処か似ているインランド・エンパイア、未見ではインセプション)のエッセンスが凝縮しているような感覚も、(おそらく監督は計算済みでしょうね)非常に楽しめて良かったです。

やはり、映画館のスクリーンで観てみたい。
(未だアナログ!)TVでは、ゴンドリー特有の色彩の魔術がいまいちでしたから。





恋人達の記憶映像では好いものが幾つかあるけど、砂浜を背景にしたシーンが最も印象に残っています。(他のアート系映画でも、共通してます)



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ありがとうございます。
記憶の不条理性をもっと見たいと思うなら、いわゆる巨匠の映画がいいのでしょうか。Q&Aサイトでは岡本喜八や、クローネンバーグ等の作品が例に挙げられてます。
(恐怖やホラーはあまり必要としないのでパス^^;)
M・ゴンドリーの良さは、奇想天外なストーリーより賑わう街角や車窓風景などアップテンポな映像にあるような気がします。願わくば自己ダイジェスト編集でそんなシーン中心に楽しめたら幸いです。



ダージリン急行 [DVD]
出演: オーウェン・ウィルソン, エイドリアン・ブロディ, ジェイソン・シュワルツマン, アンジェリカ・ヒューストン
監督: ウェス・アンダーソン

特典:
ショート・フィルム 『ホテル・シュヴァリエ』他


【クレジット】
監督: ウェス・アンダーソン
製作: ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
スコット・ルーディン
リディア・ディーン・ピルチャー
ロバート・イェーマン
製作総指揮: ステーヴン・レイルズ
脚本: ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
撮影: ロバート・イェーマン
プロダクションデ
ザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: ミレーナ・カノネロ
編集: アンドリュー・ワイスブラム
音楽スーパーバイ
ザー: ランドール・ポスター

出演: オーウェン・ウィルソン フランシス・ホイットマン
エイドリアン・ブロディ ピーター・ホイットマン
ジェイソン・シュワルツマン ジャック・ホイットマン
アンジェリカ・ヒューストン パトリシア・ホイットマン
アマラ・カラン リタ
カミーラ・ラザフォード アリス
ウォレス・ウォロダースキー ブレンダン
イルファン・カーン
ビル・マーレイ
ナタリー・ポートマン

【解説】
 父の死をきっかけに疎遠となっていた3兄弟が、インドでの旅を通して絆を取り戻そうと繰り広げる珍道中を、ユーモアとペーソスを織り交ぜオフビートに綴るロード・ムービー。監督は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」のウェス・アンダーソン。主演はオーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン。また、本作のプロローグとして、ジェイソン・シュワルツマン、ナタリー・ポートマン共演の短編「ホテル・シュヴァリエ」が製作され、劇場でも本編前に上映される。
 長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックのホイットマン3兄弟。彼らはフランシスの提案で、インド北西部を走るダージリン急行に乗り合わせた。旅の目的は、父の死をきっかけに1年ものあいだ絶交状態にあった兄弟の結束を再び取り戻すこと。バイク事故で瀕死の重傷を負い、奇跡の生還を果たしたばかりのフランシス。兄弟から父の遺品を独り占めしたと非難され、妊娠7ヵ月の妻アリスとも上手くいっていないピーター。そして、家族をネタに小説を書き上げたばかりのジャックは、失恋の痛手を引きずっていた。それぞれに問題を抱える3兄弟は、早々に衝突してしまうが…。
(クレジット〜解説 allcinemaより)


本編は、ひどく人間性に満ちた鉄道ロードムービーなのですが、この組み合わせで異国の珍道中ドタバタ喜劇ってのも、ありかなと思います。(その際、ビル・マーレイは必ずメイン役で登場させて欲しい)最後までこの3兄弟が兄弟であることに慣れることなく見終わってしまいました。

事前にYouTubeでウェス監督の短編を何作品か見ましたが、本編前の『ホテル・シュヴァリエ』も一旦そちらで見ると、次にDVDで見た印象より短編の一群としての感触が離れない作品でした(映画より浮遊感の強い映像)。今やアカデミー賞女優のナタリー・ポートマンが、何故か若きウィノナ・ライダー(17歳のカルテ)の様に思えて仕方なかったです。


全編通じて、可笑しみを誘う部分でも、いつも包帯だらけの長兄の痛々しい姿が、目に焼き付いて離れませんでした。
映画でも現実でも、身体や心に何か傷を負った人々に出逢うことが多いのは、何か特別な理由があるのだろうか、といつも考えます。
映画ではその傷ついた兄弟達を聖母のごとく、離れていても見事に統率しているのが、インドの大地母神にもみえる兄弟の母なのでしょう。彼女もまた聖地に定住せずに放浪しているのが、微笑ましいです。
ラストで長兄がまだ傷だらけの顔を晒し、包帯も付け替えるシーンで、彼が薄紙をはがすがごとく次第に(彼が向かうべき方向かどうか、わからないけど)変化してゆくように感じられました。

列車に同乗している(という設定の)各登場人物をカメラが横に移動してゆく撮影技法は、以前見たアート系邦画でも体験しましたが、ウェス・アンダーソン監督の映画でも効果的に使われていますね。何か特別なストーリーを期待するよりも、巧みな映像美(自然の造形や、人工的なビビッドカラーの)や小道具や音楽も含めた仕掛けの妙で魅せられる監督です。

19日から公開される長編アニメーションも、大いに期待できそうです。




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ありがとうございます。
BRUTUSの映画監督号のインタビューで、ソフィア・コッポラが筆者にウェス・アンダーソンに会うように勧めるのも、この映画を見ると漠然とですがその理由がわかるような気がします。
無理に頑張って内容を理解しようとせずに楽ーに見ると、その滋味や奥良さがわかってくる映画でした。




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